助詞「が」を言えるのは何歳から?
子供が文を話す際、助詞である「が」を含めた表現を習得できるのは5歳前半頃からと考えられます。
この時期になると、たとえば赤ちゃんが泣いている絵や様子を見て、
「赤ちゃんが泣いている」
と助詞を含めた文を言えると考えられます。
解説
主格を表す格助詞「が」
構文(文を作る)において助詞を正しく理解し使用することは重要です。
助詞はそれ単体では意味はありませんが、文全体の意味や関係性を表すからです。
そして格助詞とは、主に名詞に付き文中の関係を表します。
格助詞の1つである「が」は主格を表します。
主格とは主語のことであり、つまり「が」は主語に付く助詞と言えるでしょう。
定型発達における助詞の表出の獲得時期
定型発達において子供は比較的早期、2歳頃から助詞を使った文を話し始めます。
しかし最初の内は誤用や省略も目立ち、助詞をしっかり習得できているかと言えば疑問が残ります。
日本音声言語医学会の論文に、子供の助詞の習得について研究したものがあります。
この研究では幼児に絵カードを提示し、その絵について助詞を含んだ文を表現できるかを見ています。
5歳前半頃になると、定型発達児のおよそ75%の子供が主格を表す格助詞「が」を使った文を表現できたようです。
このように、個人差はあるでしょうが格助詞「が」を習得し言える時期は5歳前半頃、保育園や幼稚年の年中頃と考えられるでしょう。
助詞の使用と子供の言葉の発達
同研究から、格助詞の中で「が」は比較的早期に獲得される助詞である考えられます。
他の助詞と比べると、比較的誤りが少ない助詞と言えるでしょう。
ちなみに習得前の幼児の誤りの傾向としては、「が」の場合「は」への誤りが見られます。
参考資料
斉藤佐和子(2002)『健常幼児の格助詞と態の表出 ―構文検査 (斉藤私案) を使用して―』(日本音声言語医学会)2025年12月28日閲覧

