形の名前(丸・四角・三角)を言えるのは何歳から?
子供が形の名前(丸・四角・三角)を言うことがができるのは、3~4歳頃と考えられます。
これには、形を見分ける視覚認知能力と言葉で表現する力の結びつきが背景にあります。
解説
発達における位置づけ
形の名前を言えるようになるためには、まず形を見分ける力が必要です。
つまりある形とある形が「同じ」なのか「違う」のかをわかることが必要です。
子供は2歳頃になると、「丸」「四角」「三角」、多角形の弁別が可能となっていきます。
言語発達の面においては、3歳頃は2~3語文などの文表現も盛んになっていく時期です。また語彙も継続して増えていきます。
形の名前は視覚情報を言語化する力を育てる良い刺激とも言えるでしょう。
定型発達において、3歳頃に3種類程度の形の名前を正しく言えるようになることは1つの目安と言えるでしょう。
対象にしている文献
ポーテージ早期教育プログラムは、子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
このプログラムでは、発達を「認知」「言語」「社会性」「運動」「身辺自立」などの領域に分け、発達の順序の目安を示しています。
形の名前を言えるようになる過程も取り上げており、3歳なしい4歳頃の発達課題に位置付けられています。
子供が形の名前を言うことについての指導において、ポーテージ早期教育プログラムの考え方は参考になるでしょう。
指導のポイント
形の名前(丸・四角・三角)が難しい場合は、まず形を感覚的に楽しむ活動から始めることが大切です。
たとえば、積み木やブロックを使って形を触って確かめたり、丸い皿や四角い箱など身近な物を使って形を探す遊びを取り入れたりします。
言葉を無理に教えるよりも、「これが丸いね」「この積み木は四角だね」と大人がゆっくり言葉を添えることが重要です。
また、絵カードやパズルを使って、形と名前を対応づける練習を段階的に行うと理解が深まります。
子供の発達段階に合わせて少しずつ目標を設定し、達成を積み重ねていくことが効果的です。
視覚・触覚・言語を組み合わせて楽しく活動・学習していくことが有意義と考えられます。