自動詞・他動詞とは?
「自動詞」とは、おおむね動作主に関する動詞です。
「他動詞」とは、おおむね動作の対象(目的語)に関する動詞です。
ざっくりと言うと「を」がつく動詞が他動詞、もう少し詳しく言うと「を」で示される目的語をとるのが他動詞です。
イメージとしては
「動作の影響を受けるもの」+「を」+「他動詞」
「動作主」+「が」+「自動詞」
となります。
以下、例を交えながら見ていきます。
解説
自動詞・他動詞の考え方
例として、
「授業が始まる」(自動詞)
「授業を始める」(他動詞)
となります。
「授業が始まる」は「授業を始まる」とすると不自然な表現だと思います。
このように自動詞は「を」つけると不自然です。
これに対し他動詞は、「を」つけても不自然ではありません。
また「(先生が)授業を始める」のように、動作の主は先生で、授業は目的であると言えるでしょう。
このように他動詞は目的語に関連します。
他動詞の例外
例外があり、「を」がつく動詞であっても他動詞でない場合があります。
たとえば
「空を飛ぶ」
の「飛ぶ」は自動詞になります。
なぜなら「空」は目的ではなく「場所・通過点」と言えるからです。
このように、目的語をとらない場合は「を」がついても他動詞ではありません。
ちなみに「紙ヒコーキを飛ばす」の「飛ばす」は(紙ヒコーキが動作の影響を受ける目的語であるため)他動詞です。
自動詞・他動詞の例
- 「上がる」(自動詞)・「上げる」(他動詞)
- 「起きる」(自動詞)・「起こす」(他動詞)
- 「消える」(自動詞)・「消す」(他動詞)
- 「壊れる」(自動詞)・「壊す」(他動詞)
- 「冷える」(自動詞)・「冷やす」(他動詞)
参考資料
斉藤佐和子(2002)『健常幼児の格助詞と態の表出 ―構文検査 (斉藤私案) を使用して―』(日本音声言語医学会)2025年12月28日閲覧
池弘子(1982)『助詞の習得過程』(一般社団法人 日本教育心理学会)2025年12月31日閲覧


