「色+名詞」の表出
2歳頃は「色」と「名詞」を組み合わせた二語文を言える時期と考えられます。
ここで言う「色」と「名詞」を組み合わせた二語文とは、「青い車」や「赤い靴」、「赤い車」「青い靴」などを指します。
子供が単語を柔軟に組み替えて文を作れるかは、二語文の発達を見る上での肝要と言えます。
解説
発達の概要
定型発達を踏まえると、2歳頃は二語文での表現が可能になる時期と考えられます。
子供が二語文を言えるか判断する際、その表現が文なのかまとまりとしての単語なのかよく観察する必要があります。
例えば子供が「ドクターイエロー」と言った場合、「ドクターイエロー」は「ドクター」と「イエロー」の2つの単語に分解できなくもありません。
しかし「ドクターイエロー」は新幹線の名称つまり単語であり二語文ではないとも考えられます。
このように、子供が言ったものがまとまりとしての単語なのか、それとも単語と単語を組み合わせて文を作っているのか鑑別する必要があります。
二語文の形は様々ありますが、そのうちの1つが「赤い車」など「色」・「名詞」を組み合わせた表現です。
できないときの対応
「色」と「名詞」を組み合わせた二語文が難しい場合は、まずは「色」と「名詞」それぞれを個別に学習していきましょう。
当然ながら、「赤」や「青」といったそもそも色の名前を理解し言えなければ「色+名詞」の表現は難しいでしょう。
また、柔軟に単語を組み替えることができるかを見ることが重要です。
「青い車」「赤い靴」「赤い車」「青い靴」のように、「色+名詞」の表現が可能であれば、2つの色と2つの名詞で合計4パターンの表現ができるはずです。
カードやイラストを用いて、遊びながらこういった組み合わせを学んでいきましょう。
できたときに次にすること
「色」と「名詞」を組み合わせた二語文が可能になってきたら、そのレパートリーを広げたり日常生活で実際に使ったりしてみましょう。
日常生活の場合、子供はどうしても「車」など単語で意思表出で済ませがちです。(親も子供の意図がそれでわかってしまうため、あまり文表現を促さないことがしばしばあります)
「赤い車だねぇ」など、親も自然と二語文を使い普段から二語文で表現する習慣をつけていきましょう。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




