2語文の表出
2歳頃は二語文を話し始める時期と考えられます。
ここで言う二語文とはたとえば「ご飯食べる」などを指します。(「ご飯食べる」「ご飯を食べる」など、この時期は助詞の有無にかかわらずいずれも二語文と考えてよいでしょう)
2歳頃は子供が初めて文を話し始める、言葉の発達において非常に印象的な時期と言えます。
解説
発達の概要
定型発達を踏まえると、2歳頃は二語文を話すことが可能になってくると考えられます。
この頃には単語の理解が進み、「ご飯食べる」「わんわんいた」など二つの言葉を組み合わせて気持ちや要求を表現する力が育っていきます。
二語文を話すということは、単語と単語を組み合わせるという文の構造を理解し始めたことを意味します。
このように考えると、二語文の表出というのは子供の発達過程において非常に興味深い段階と言えるでしょう。
できないときの対応
二語文を話す時期が難しい場合は、まず単語のレパートリーを増やす働きかけや相互的なやりとりの機会を設けていきましょう。
個人差はあるでしょうが、やはり単語自体のレパートリーが乏しければ二語文への移行は難しいでしょう。
まずは単語での表現を増やしつつ、そして獲得した単語を普段からしっかり使っていくことが重要です。
また、言葉を話すということは他者とコミュニケーションをとるということでもあります。
このような観点から、コミュニケーションの機会を多くとることは言葉の発達においても重要です。
大人が指差しに応じて言葉を添えたり、子供の発声を真似してやりとりを広げたりすることで、言語の土台となるコミュニケーション意欲を引き出しやすくなります。
できたとき次にすること
二語文で話すことが可能になってきたら、そのレパートリーを広げていきましょう。
復唱などにより、子供が「言いやすい」「普段から言っている」二語文だけでなく、新しい二語文にも慣れ親しんでいきます。
子供の文のレパートリーを増やすには、その子のレベルに合った文を大人が自然と使って見せて日常生活の中で見本となることが重要です。
また好きな遊びや身近な場面での会話を増やすことは、子供が自分から使いたくなる言葉が増え、より豊かな表現へつなげていくことも期待できます。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




