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側音化構音に対する口の体操
このページでは、側音化構音の子供が正しい音を出せるように「口の訓練」を行っていきます。
(正しい音を定着させるためには、正しい音を聞き分ける「耳の訓練」も必要ですのでそれらと併行して行いましょう。)
側音化構音の治療・構音訓練として、まずは舌・口唇・下顎の偏位や緊張をとる目的で「口の体操」を行います。
解説
意義・意図
口の体操を通して、平らな形の舌と(呼気を正中から出すための)舌中央のくぼみを作ることを目指します。
側音化構音は舌・口唇・下顎の偏位や緊張、舌の中央部が盛り上がる習癖などが要因となり音が歪みます。
口の体操にてこれらを除去していきます。
また、口の体操は指導者の言うことを子供がスムーズにこなす学習習慣の形成の意図もあるでしょう。
方法・内容
舌の突出
舌を平らにして口の外へ出し、そのままゆっくりと引っ込めます。
出す舌の長さは、まずは前歯より2cm程度が目安となるでしょう。
慣れてきたらだんだんと長くしていき、「あっかんべー」のようにいっぱいに出します。
平らな状態を維持して舌をめいいっぱい出せば、舌は左右の口角に触れているはずです。
力が入り過ぎ舌が平らになっていないと口角に触れません。
鏡を見ながら子供と確認し、平らな舌を作りましょう。
舌の左右運動
舌を平らにして出した状態で、左右に動かしていきます。
左右の口角に交互に触れていきましょう。
「はいこっち、今度はこっち」など、指導者が指示を出しながらスムーズな動きを目指します。
口周辺の舌運動
舌を平らに出した状態で、口の周りを一周させます。
舌が平のまま上方向、つまり上唇に触れた状態を作ります。
そこから唇の周囲を舐めるような形で舌唇へ舌を移動させます。
さらにくるっと上唇に戻り、舌を一周させます。
上歯表面での運動
舌を一周させることに慣れてきたら、今度は上唇の裏(上の歯の表面)舌を入れて一周させます。
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構音訓練の一覧
参考資料
湧井豊『構音障害の指導技法-音の出し方とそのプログラム-』学苑社、1992年



