3歳児の言語表出

【3歳】三語文を話すことについて|子供の言葉の発達

公開日:2025年10月28日


 
 

3語文を話すことについて

 3歳頃の子供が三語文を話すことは、言語の発達のポイントの1つと言えます。

 単語をつなげて自分の気持ちや要求を伝える力は、他者とのコミュニケーションにも影響を及ぼすでしょう。

 
 
 

解説

発達の概要

 三語文とは、「赤い大きい車」「ママ ご飯食べる」など、3つの単語を組み合わせて話す文のことを指します。
 定型発達において、3歳前後には見られる表現と考えられます。

 三語文を話すことができるということは、語彙がある程度増え、単語を正しい語順で組み立てる力が備わっていることを意味します。
 さらに、他者とのやりとりの中で、自分の考えや欲求を伝えようとする社会性も同時に育っていると考えられるでしょう。

 この時期の言語発達は、家庭での会話の量と質に大きく影響されます。
 親や周囲の大人がゆっくり、はっきりとした言葉で話しかけ、子供の発言に対して丁寧に応じることで、三語文が促されやすくなるでしょう。

 
 

できないときの対応

 一方で、3歳頃になっても三語文がうまく出てこない子供もいるかもしれません。
 その場合には、焦らず、まずは二語文が安定して使えるかを確認します。

 二語文が使えていれば、そこに1語を加えるように、大人がモデルとなる言葉を提示します。
 例えば子供が「ワンワンいる!」と言ったら、「そうだね。『大きいワンワンいるね』」と言葉を適切に付け足した表現を使いながら共感してあげます。(このような関わり方を「拡張模倣」と言ったりします)

 また、視覚的な支援(絵カードや実物)を活用することで、言葉と意味の結びつきを助けることができるでしょう。
 必要に応じて、言語聴覚士などの専門家に相談することも検討しましょう。

 
 

できたときに次にすること

 三語文が安定して話せるようになった子供は、次の段階として文の中で助詞を使い分けたり、過去形や疑問文など文法的な表現を学び始めます。

 例えば、「ママと公園行った」や「これなあに?」といった表現が増えていき、会話のやりとりもより複雑で楽しいものになります。
 こうした発達は、絵本の読み聞かせや日常の中での会話、丁寧なやりとりを通して広がっていくと考えられます。

 
 
 

参考資料

『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧

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