発達障害児の療育の観点から、おすすめのボードゲームを見ていきます。
療育におすすめの「コリドール」
コリドールは盤上に壁を配置し相手の進行方向を妨害しながら自分の駒を進めるボードゲームです。
コリドールは同時処理をゲーム感覚で実践できることが期待できます。
また、先を読む計画性や戦略性を鍛える刺激にもなるでしょう。
迷路を作るようなおもしろさと、運の要素に左右されないゲーム性は、子供から大人まで楽しめます。
1回のプレイも10~15分程度であるため、気軽に行える点も長所かと思います。
解説
コリドールとは
コリドールは9×9のマス目の盤上で駒を進め、早く自分が対面する一番奥のラインに到達したほうが勝ちです。
この際、盤上に進路を妨害できる壁を設置できる点が、このゲームの最も大きな特徴です。
プレイ人数は2あるいは4人、プレイ時間は1回あたり10~15分程度となっています。
限られた枚数の壁を上手く使って相手を妨害しながら、逆に自分は相手に妨害されないような上手い進路を見出していきます。
療育の観点から
コリドールは盤上で駒を動かしたり壁を配置する非言語的・視覚的なゲームと言えます。
この点で言うと、例えばKABC-Ⅱにおける同時尺度の問題「近道さがし」に通じるものがあるでしょう。
コリドールは視覚的な処理や同時処理が求められるゲームと考えられます。
遊び方の工夫
公式のルールでは用いる壁の枚数は決まっていますが、子供のレベルに合わせて最初は壁の枚数をあえて少なくしてもいいかもしれません。
コリードルは初めて行うと、子供は壁を使って迷路のような道を作ることに執着しがちです。
しかしコリドールのというゲームの本来の意図はそうではありません。
ゴールまでの最短ルートを見出すことがこのゲームの肝要です。
極論、自分の壁を使って相手の最短ルートが自分の最短ルートより1マス多ければ、勝利となります。
このようなゲームの意図を理解するため、まずは壁の枚数を少なくし、駒が相手より早くゴールすることの大切さをしっかり意識できるようにします。
参考資料


