時間的な言葉の表現
6歳頃は時間的な言葉を理解し言えるようになり、日常の流れを自分なりに整理できる時期と考えられます。
ここで言う時間的な言葉とは、曜日や季節、「今日・昨日・明日」といった時間軸に関する言葉を指します。
つまり「月曜日」の次は「火曜日」であり、「夏」の前は「春」であり、「今日」の次は「明日」と表現することがわかるということです。
解説
発達の概要
定型発達を踏まえると、6歳頃は時間的な言葉を理解し言うことが可能になってくると考えられます。
この背景には抽象的な概念の理解や、出来事の順序を整理し理解・表現できる力の発達が考えられます。
また日々の生活から、季節行事や週ごとの予定を把握する機会が増えることで言語と経験が結びつくことも一因でしょう。
このように認知的発達と日常生活の経験が合わさることで、時間に関する抽象的な概念を言葉で理解することができていきます。
できないときの対応
時間的な言葉の理解と言語化が難しい場合は、日常場面で大人がこれらの言葉を意図的に使って見せる機会がまずは有意義でしょう。
「今日は日曜日だね」「明日は公園へ行こうか」など、大人が自然に時間的な言葉を使い子供にとっての見本となります。
難しすぎず簡単すぎない語りかけにより、子供の語彙を広げていきましょう。
さらにカレンダーを見たり一緒に天気・気候を確認し、視覚的な情報と結びつけることも理解が深まりやすくなります。
こうした日々の積み重ねが時間的な言葉の習得を助ける基盤となります。
できたとき次にすること
時間的な言葉を理解し言えるようになってきたら、より複雑な言葉も段階的に取り入れていきます。
たとえば「来週」「明後日」「去年」といった少し抽象度の高い言葉を、生活の中で具体的な出来事と関連づけて提示してみます。
また予定を一緒に立てたり振り返ったりしながら、時間の流れをより長いスパンで捉える力を育てていきます。
こういった経験の積み重ねは、先の見通しを立てる力の成長にも寄与するでしょう。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




