思春期の子供の自己肯定感を家庭で育てる方法は?
親は思春期の子供にとって「安全基地」として信頼できる存在であることが重要です。
ここで言う「安全基地」とは、子供が困ったことや辛いことがあったときに逃げ込める場所・寄り添ってくれる存在を指します。
解説
考え方
思春期という時期は、子供が自らの責任の下で意思決定を行う練習の時期です。
自分で考え、自分で決めて、それに伴う利益・不利益を自分で背負う。
もちろん思春期はまだ子供であり、子供に全ての責任を負わせる必要はありません。
親は子供が自らの意思決定を試せるよう、見守りながら練習の機会を与えることが重要です。
子供の意思を尊重する一方で本当に深刻な事態になりそうなときは助言したり、あるいは子供の下した決断に対して責任を一緒に取ったり、そのような自立を促すサポート役が親には求められます。
子供が意思決定の練習を行っていく上では、見守り寄り添い困ったときに支えてくれる親(大人)の存在が不可欠です。
自分の意志の下でチャレンジしつつも、「本当に困ったときは助けてくれんだ」という親への安心感が子供には必要なのです。
実際
「見守ること」と「放っておくこと」は似ているようで違います。
適切に見守るとは、子供の「意思を尊重し」つつも子供に「関心を示し」「コミュニケーションを取る」ことです。
日常の会話の中で、子供の意見や気持ちを否定せずに受け止めることが大切です。
そして宿題や習い事の成果だけでなく、努力や工夫を認める言葉をかけることも有効です。
「頑張ったね」「工夫してるね」といった短い言葉でも、子供は評価されていると感じます。
また、感情が高ぶっているときは、まず落ち着く時間を作り、後から話を聞くこともポイントです。
親が否定せず、共感を示すことで、子供は自分の価値を確認しやすくなります。
親子で一緒に取り組む趣味や家事など、時間を共にしコミュニケーションをはかることも大切です。
「一緒にやる」「助け合う」という経験を重ねると、子供は自分も役に立つ存在だと感じます。
まとめ
思春期の子供の自己肯定感は、家庭の安心感が基盤となります。
そのためには親が子供にとっての「安全基地」となることが大切です。
子供の「意思を尊重し」つつも子供に「関心を示し」「コミュニケーションを取る」ことがポイントになります。
資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧



