発達性読み書き障害

学習障害(LD)・発達性読み書き障害(ディスレクシア)の違いと意味

公開日:2026年4月6日


 
 

学習障害(LD)・発達性読み書き障害(ディスレクシア)の違い

 発達性読み書き障害は、学習障害の1つのタイプと言えます。

 つまり学習障害の中に発達性読み書き障害が含まれると考えられます。

 学習障害は「learning disabilities」の頭文字を取り「LD(エルディー)」とも言われます。

 これに対し発達性読み書き障害は英語の「dyslexia」から「ディスレクシア」と言われることもあります。

 
 
 

解説

学習障害(LD)とは

 学習障害は「learning disabilities」の頭文字を取り「LD(エルディー)」とよく言われます。

 場合によっては複数形ではない「learning disability」という表記も見られますが、意味合いは同じと言えるでしょう。
(ちなみに日本LD学会のホームページでは複数形である「learning disabilities」で表記されています)

 学習障害とは、知的な遅れがないにもかかわらず、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する能力のうち、いずれかの習得・使用が著しく困難な状態のことです。

 学習障害という用語は医学・教育学・心理学など幅広い分野で用いられる用語と言えます。

 
 

発達性読み書き障害(ディスレクシア)とは

 発達性読み書き障害とは、知的障害などがないにもかかわらず、読み・書きが著しく困難な状態のことです。

 ちなみに、厳密には「ディスレクシア」という用語は「読むことの困難さ」を示します。
 「書くことの困難さ」は「ディスグラフィア」とされます。
 しかし読むことに困難さがあると書くことにも困難さを伴うケースが多く、慣習として読み書き障害をまとめて「ディスレクシア」と表現することが多いです。

 このため「ディスレクシア」は文脈によって読み書き障害を指す場合と読字障害を指す場合があるでしょう。

 
 

両者の違い

 以上のように、学習障害のうち「読み」「書き」に関する困難さを呈する場合を特に「発達性読み書き障害」と言う場合があります。

 ただし用語としてはディスレクシアのほうがより古くからあります。
 このため学習障害という用語が登場しそこからディスレクシアが派生したというわけではありません。

 あくまで複数の類似した概念・用語を現代版に整理した位置付けと言えるでしょう。

 
 
 

参考資料

『LD等の用語解説』(一般社団法人 日本LD学会)2026年1月24日閲覧

『ディスレクシア』(国立成育医療研究センター)2026年1月25日閲覧

後藤多可志、宇野彰、春原則子、金子真人、粟屋徳子、狐塚順子、片野晶子(2010)『発達性読み書き障害児における視機能, 視知覚および視覚認知機能について』(日本音声言語医学会)2026年1月24日閲覧

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