子供の発達、および育児や子育てについて、疑問に挙がりやすい内容を取り上げていきます。
1歳児ができることの目安はなんですか?
質問
1歳の子供ができることにはどんなことがありますか?
発達の目安にはどんなものがありますか?
回答
あくまで目安ですが、1歳頃であれば意味のある単語を話し、立って歩き、また子供用の積み木を数個重ねるといったことができるでしょう。
食事はこぼしも目立つでしょうが自分で食べようとする様子が見られ、日々のやりとりでは指差しなどが見られるでしょう。
解説
1歳頃の発達の目安
1歳頃は歩く・話すなど親としても印象的な発達が見られる時期と言えます。
立ち上がり歩く様子は1歳頃に見られ、また言葉の面としても初語(初めて話す意味のある言葉)が見られる時期でもあります。
このように、身体と言葉の両方の面で非常に成長を感じられる時期が1歳頃と言えるでしょう。
1歳頃は離乳食も進めている時期と思いますが、手やスプーンを使って自分で食べる経験を重ねる時期でもあります。
意味のある言葉を話し始める時期である1歳頃は、その土台となる対人認知やコミュニケーション面の発達も大切です。
指差しや動作模倣(「バイバイ」を真似するなど)が見られるかも、重要な視点でしょう。
1歳児の子育てで気をつけること
このように、良くも悪くも発達の目安がわかりやすい1歳頃は、親も子供の発達について不安になりやすい時期と言えるでしょう。
子供の発達については個人差が大きいので、あまり気にし過ぎるのは精神衛生上好ましくありません。
一方で、もしも発達に遅れがある場合は適切な介入があるほうが望ましいです。
発達の遅れがあってもなくても、子供の状態を客観的に科学的根拠に基づいて把握し、その子に合った働きかけを行うことは重要です。
そのためにはその子をよく知る人と専門家を交えた複数の視点が必要不可欠でしょう。
1歳半健診など専門家に診てもらう機会も1歳頃はありますから、そういった社会資源を活用しながら子育てを行うことは当たり前ですが大切なことです。