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満足型学級に必要なルールとリレーション
集団的なまとまりと個人の尊重が両立された「満足型学級」の運営には、「ルール」と「リレーション」の両立が重要です。
専門的にはこれらルールとリレーションは「楽しい学校生活を送るためのアンケートQ-U」というツールで客観的に測定されます。
一方でこのページでは、そもそも学級経営における「ルール」と「リレーション」の概念について見ていきます。
解説
ルール
「ルール」とは文字通り規則や決まりですが、冒頭の「Q-U」においては「被侵害・不適応感」の程度で測定されます。
つまり学級経営の視点において「クラスのルールが確立されているか」は、「他者の権利を侵害しない環境が整っているか」と解釈できるでしょう。
具体的にはいじめや冷やかし、不適応感の有無と関連しています。
リレーション
リレーションという言葉自体は「つながり」などといった意味合いの言葉です。
「Q-U」において「リレーション」は「承認感」と関連します。
学校生活に満足感や充実感を感じているか。自分の存在や行動が、クラスメイトや教師から承認されていると感じることができるか。
こういった感覚がリレーションに関わります。
学校生活満足度
以上のような「ルール」と「リレーション」が満たされている生徒は、「学校生活満足度」が高いと解釈します。
そして学校生活満足度が高い生徒が多い学級を満足型学級と考えます。
学校生活満足度が高い生徒は、学級の秩序により自分の権利がしっかり守られているという安心感の下、自分の存在や行動が集団内で承認され、学校生活に満足度や充実感を伴っています。
参考資料
河村茂雄、武蔵由佳(2008)『学級集団の状態といじめの発生についての考察』(日本教育カウンセリング学会)2024年6月8日閲覧
小野寺正己(2020)『学級状態の違いが学習意欲及び学力に及ぼす影響の縦断的検討』(日本学級経営心理学会)2025年8月30日閲覧



