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「満足型」の学級とは?
「満足型」の学級とは、学級経営において望ましいクラスの状態を表す言葉です。
早稲田大学の河村茂雄は学級の状態をいくつかのタイプに分類しており、そのうちの1つが満足型学級です。
満足型学級は、集団における人間関係の相互作用が活発である点が特徴です。
解説
学級集団の分類
学級の雰囲気はどのような生徒で構成されるかもさることながら、担任がどのような学級経営を行うかでも変わってくるでしょう。
臨床心理士でありカウンセリング心理学による学級経営を研究する河村茂雄は、学級集団のタイプをいくつかに分類しています。
具体的には「満足型」「管理型」「なれあい型」「荒れ始め型」「崩壊型」です。
このように「満足型」は学級集団におけるタイプの1つです。
学級経営は「満足型」が望ましく、「管理型」「なれあい型」「荒れ始め型」「崩壊型」にはそれぞれ課題や問題点があることが指摘されています。
満足型の特徴
満足型学級は集団としてのルールが定着しつつも、親和的な人間関係が形成されています。
つまり集団としてのまとまり・秩序はありながらも、同時に個が尊重されるような相互的な人間関係が存在します。
この点が教師主導のルールが強い「管理型」や、個へ配慮ばかりで全体としてのまとまりに欠ける「なれあい型」との違いと言えます。
現実問題として、満足型学級においても「いじめ」の存在がゼロではないものの、やはり「管理型」「なれあい型」と比較するといじめが少ない様子がうかがえます。
満足型学級では同じ集団に所属する者同士の協同活動や建設的な人間関係が活発です。
このため、満足型学級では生徒の満足度や学習意欲、友人関係を形成しようとする意欲、学級活動に参加しようとする意欲の高さがうかがえます。
満足型学級に必要なもの
さて、では満足型学級を運営するにはどういった点に着目すればいいのでしょうか。
河村茂雄によると、満足型学級は「ルール」と「リレーション」の双方が確立されていることを挙げています。
ルールとリレーション
満足型学級の利点
学級経営のタイプ
参考資料
河村茂雄、武蔵由佳(2008)『学級集団の状態といじめの発生についての考察』(日本教育カウンセリング学会)2024年6月8日閲覧



