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荒れ始め型学級のいじめの傾向
荒れ始め型学級では、学級内の不満を解消するためのようないじめが起こりがちと考えられます。
いじめのターゲットは短期間に変わり、また標的となる生徒のタイプも様々です。
「管理型」や「なれあい型」の問題が進行した状態が荒れ始め型学級です。
いじめの被害者・加害者の対応だけでなく、学級集団自体の体質改善も必要と考えられます。
解説
荒れ始め型学級のいじめの傾向
荒れ始め型学級のいじめは、いじめのターゲットになる生徒が様々で、また短期間に次々とターゲットが変わることが特徴的です。
その背景には学級の荒れた雰囲気から生じる生徒達の(間違った形での)不満解消が考えられます。
先述の通り、荒れ始め型学級ではいじめのターゲットが様々です。
「勉強ができる」「スポーツができる」など、いわゆる「クラスの中で評価が高い子」も、そうでない「クラスの中で評価が低い子」もいじめの対象になり得ます。
また、「仲が良かった子」からいじめを受けるケースも見られます。
荒れ始め型学級では子供達が集団の人間関係を十分に学べていないため、友人関係の形成だけでなくその維持にも難しさを示していると言えます。
荒れ始め型学級における教師と生徒
荒れ始め型学級では、「クラスのいろいろな人からいじめられた」といったケースがしばしば見られます。
つまり不特定多数からのいじめが常態化しており、学級としていじめに対する加害意識が低くなってしまっている可能性があります。
荒れ始め型学級は「管理型」「なれあい型」の学級の問題が進行した状態です。
このため荒れ始め型学級の状態ではさすがに教師もいじめや学級の問題に気づくことが多いでしょう。
教師は頻繁に変わる生徒達の人間関係に目を向けながら、学級自体の体質改善を行う必要があります。
参考資料
河村茂雄、武蔵由佳(2008)『学級集団の状態といじめの発生についての考察』(日本教育カウンセリング学会)2024年6月8日閲覧



