能動態と受動態の使い分け|
6歳頃は能動態と受動態の表現を使い分けられるようになる時期と考えられます。
たとえば保育園でハル君の友達のナツ君が先生に怒られたとします。
この場合、ハル君は「先生にナツ君は怒られた」とも「先生がナツ君を怒った」とも表現することができます。
能動態と受動態の使い分けは、このような言葉の表現力を指します。
解説
発達の概要
定型発達を踏まえると、6歳頃は能動態と受動態の表現ができるようになってくると考えられます。
5~6歳頃は、文の表現において助詞や受動態についても理解が深まっていきます。
つまり「○○が○○した」「○○が○○された」「○○に○○された」といった助詞や受動態を使い分けた多様な表現が可能になっていきます。
できないときの対応
6歳児が能動態と受動態の表現ができることについてが難しい場合は、まず能動態で「誰が何をしたか」を表現できるようになっていきましょう。
能動態の文を十分に理解した上で、段階的に受動態の表現を学んでいきます。
「○○が○○された」といった基本的な形から学習に入っていきます。絵カードなどを使い視覚的に学んでいくことも有意義でしょう。
受動態は文における登場人物の関係性を理解しないといけないため、比較的複雑な学習です。
焦らず丁寧に、その子のペースに合わせて行いましょう。
できたとき次にすること
6歳児が能動態と受動態の表現ができるようになってきたら、助詞を含めたより複雑な文を構成する練習へ移ることが有意義でしょう。
たとえば「○○に○○が○○された」「○○が○○に○○された」「○○を○○が○○した」のように、助詞や能動態・受動態が複雑に関係した文を聞き取ったり表現できるよう目指します。
またこういった構文を活用して実際に状況や出来事を説明することも日常生活で役立つと考えられます。
こういった構文は表現の幅が広がることに寄与するでしょう。
こうした取り組みは話す力だけでなく、読み書きにつながる基礎力を支える大切な経験になります。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




