2~3歳で言葉が少ないとき、様子見でいいのか受診すべきかの目安は?
2~3歳で二語文が見られない、あるいは単語が極端に少ない場合は一度専門家に相談したほうがいいかもしれません。
子供の言葉の発達について受診するか否かは、単に言葉の数でなくコミュニケーションとしての言葉を使えているかも重要な視点になります。
解説
考え方
定型発達において2歳頃は「ごはん食べる」など二語文での表現ができ始める時期です。
子供は0歳および1歳頃に指差しなど非言語的なコミュニケーション方法を身につけながら、単語を表出するに至ります。
そして2~3歳頃は二語文や(三語文以上の)多語文を徐々に使用できるようになっていきます。
傾向として、幼児期の場合は発達年齢が実年齢より1歳以上下回ると、発達の遅れとして専門家から指摘されることが多いです。
このように考えると、定型発達において二語文を話せる時期である2~3歳頃に、単語が極端に少ない場合は念のため受診することを考えてもいいと言えるでしょう。
実際
子供の言葉の発達を見る場合、同時にコミュニケーション面の発達も見ることが重要です。
たとえば仮に多語文で言葉が出ていても、それが他者のオウム返しだけでやりとりとしての言葉を全く発していなかったら、それは発達が気になる状態と言えるでしょう。
また二語文がまったく出ないだけでなく、発音が曖昧すぎて家族以外にほとんど伝わらない場合も専門家に確認してもらうことが無難です。
逆に単語がある程度出ていて、指差しや視線のやりとりもスムーズにできている場合は、受診しても(成長が見込めるので)一旦経過観察になる場合があります。
つまり日常から言葉をコミュニケーションの方法として使えているか、対人意識の基盤があるかが重要になります。
まとめ
2~3歳で言葉が少ないと感じたら「二語文が出ているか」「単語が十分あるか」「指差しや視線などのコミュニケーションがあるか」などが判断基準の一例でしょう。
また、気になることがあってからの受診する・しないの2択ではなく、普段から保育園や親戚、かかりつけ医など複数の目でその子の様子を共有し親がその子の状態をよく知ることが大切です。
資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧



