発達性読み書き障害 診断

限局性学習障害(SLD)とは?|わかりやすく簡単に解説

公開日:2026年3月19日


 
 

限局性学習障害(SLD)とは

 「限局性学習障害」は「限局性学習症」とも言われます。

 限局性学習障害とは、知的障害などがないにもかかわらず、読字、書字、計算などが著しく困難な状態のことです。

 「specific learning disorder」の頭文字を取り「SLD(エスエルディー)」と表現されます。

 限局学習障害は、そもそも勉強をしていないなどのケースは除きます。

 
 
 

解説

用語について

 限局性学習障害は、「DSM-5」で用いられる医学用語です。

 DSM-5とは、「米国精神医学会による診断と統計のためのマニュアル」の第5版を指します。

 類似した用語に「学習障害(LD)」という言葉がありますが、こちらは教育用語を出発点とする比較的広義の用語です。

 「限局性学習障害」は学習障害よりも狭義の用語と言えますが、厳密には出自が異なります。

 ちなみにWHOによるの「ICD-10」では、「学習能力の特異的発達障害(specific developmental disorders of scholastic skills)」に相当します。

 
 

限局性学習障害の状態

 限局性学習障害では、知的な遅れはないのに学習の習得に著しい困難さを示します。
 ここで言う学習とは、読字、書字、計算などを指します。

 これらの全部ではなくてもいずれかに困難さを示します。

 
 

除外する要因

 以下のような要因による学習の困難さは、限局性学習障害ではありません。

  • 知的障害
  • 視覚障害
  • 聴覚障害
  • 情緒障害
  • ASD(自閉症スペクトラム障害)
  • ADHD(注意欠如多動性障害)
  • その他の環境要因(指導方法が不適切など)

 
 
 

参考資料

『LD等の用語解説』(一般社団法人 日本LD学会)2026年1月24日閲覧

『ディスレクシア』(国立成育医療研究センター)2026年1月25日閲覧

後藤多可志、宇野彰、春原則子、金子真人、粟屋徳子、狐塚順子、片野晶子(2010)『発達性読み書き障害児における視機能, 視知覚および視覚認知機能について』(日本音声言語医学会)2026年1月24日閲覧

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