ソーシャルスキルトレーニング(SST)の例

【SSTの例】友達を作ることについて|ソーシャルスキルトレーニング

公開日:2025年10月7日


 
 

友達を作ることについて

 ソーシャルスキルトレーニングを行うにあたっては、対象児と目的や理由を共有することは大切です。

 ソーシャルスキルトレーニングは人間関係に関わるスキルです。
 このため「円滑な人間関係」や「友達を作ること」にそもそも必要性を対象児が感じていなければ、トレーニングは活かせないでしょう。

 友達がいることの嬉しさや楽しさを振り返ることは、ソーシャルスキルトレーニングにおいて重要です。

 
 
 

解説

SSTの実践研究

 日本認知・行動療法学会の論文に、自閉症スペクトラム障害児へソーシャルスキルトレーニングを行った研究があります。
 この研究では小学生の自閉症スペクトラム障害児に複数のソーシャルスキルについてトレーニングを行っています。

 このソーシャルスキルトレーニングの1つが、自身の学校生活を振り返りソーシャルスキルトレーニングの目的を指導者と共有するセッションです。

 上記を踏まえ、ソーシャルスキルトレーニングの例を考えていきます。

 
 

SSTの内容

  • 友達がいて良かったとき・楽しかったときはどんなときか振り返る。
  • 友達と仲良くする・友達が増えるとどんな気持ちになるか振り返る。
  • どうしたらもっと友達と仲良くなれるか・友達が増えるかを考える。

 上記のように友達がいることの良さを一緒に振り返っていきます。
 状況や感情を伝えることが難しい児童に対しては、適宜2択で質問をしてあげるといいでしょう。(友達が増えることは「嬉しい」か「嫌な気持ち」か、などです)

 
 
 

参考資料

半田健(2019)『日本における自閉スペクトラム症児を対象としたソーシャルスキルトレーニングに関する研究動向』(一般社団法人 日本LD学会)2025年8月26日閲覧

岡島純子、谷晋二、鈴木伸一(2014)『通常学級に在籍する自閉性スペクトラム障害児に対する社会的スキル訓練 : 般化効果・維持効果に焦点を当てて』(一般社団法人 日本認知・行動療法学会)2025年8月26日閲覧

『ソーシャルスキルトレーニング絵カード』(エスコアール)2025年7月26日閲覧

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