ADHDやそのほか発達障害、並行作業や計画立てが苦手な人は日常の何気ない作業が難しい場合があります。
周りの人が当たり前のやっていることがうまくできない。
どうやったらいいのか説明を聞いてもいまいちわからない。
できたつもりでもケアレスミスがある。
こういったことは仕事や家事など出てくる場面は様々です。
これらが改善できないかというと一概にはそうとも言えず、
手順の確認やその他の工夫で軽減はできる場合があります。
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【コーヒーを淹れる】
多くの人が普段何気なく淹れているコーヒーですが、あえてここでは手順を詳しく書いてみます。
ドリップコーヒーを淹れてみましょう。
☑準備する
台所や食卓などに以下の物を準備します。
周りに書類や濡れては困るものを置かないようにします。
・マグカップ
・ドリッパー
・ドリッパーを乗せられる小皿
・ペーパーフィルター
・コーヒーの粉
・コーヒーを入れるスプーン
・ケトルと水
スプーンはコーヒー1杯分(約10g)が測れるものを使います。
☑マグカップに飲みたい量の水を入れます。
☑その水をケトルに移す
こうすることでコーヒーを淹れるときにお湯が多すぎてコップから溢れなくて済みます。
☑ケトルでお湯を沸かす
☑沸かしている間に、ドリッパーをマグカップにセットする
☑ドリッパーにペーパーフィルターをセットする
☑ペーパーフィルターにコーヒー粉を入れる
☑次の作業に移る前に、コーヒー粉が入っていた容器は閉じておく
開けたフタはすぐに閉じるが基本です。
☑お湯が沸いたら、ドリッパーに少しずつお湯を淹れる
溢れないように、ドリッパーの8分目くらいまでにします。
何回かに分けてお湯を注ぎます。
☑ドリッパーからマグカップに全てお湯が落ちたことを確認する
☑お湯が落ち切ったら、ドリッパーをマグカップから外し、ドリッパーを小皿に置く。
【片づける】
コーヒーを飲んだあとは片付けまでしっかりやりましょう。
食器具の出しっぱなしは散らかりの元です。
☑飲み終わったマグカップをシンクに置く
☑コーヒーカスの入ったペーパーフィルターはゴミ箱へ。
コーヒーのしずくが落ちないように気をつけます。
☑ドリッパーと小皿、スプーンをシンクへ。
☑マグカップ、ドリッパー、小皿、スプーンを洗う
そこまでよごれていないなら、水と手で軽くこすり洗いでもOKでしょう。
☑洗った食器は乾燥棚に入れるか、きれいなタオルで拭いた後に食器棚に戻す
☑ケトルにお湯が残っていないか確認する。
☑もしお湯が残っていたらシンクにお湯を捨てる。