マクシ課題とは?
マクシ課題とは、誤信念課題の1つです。
他者の心を類推・理解する能力を「心の理論」と言います。
誤信念課題は、この心の理論の理解を見るために活用される課題です。
誤信念とはその人の誤った考えを指し、誤信念の理解とは他者の誤った認識を類推できるかと指します。
つまり誤信念を理解するとは、「自分はこう思う」「実際はこうだ」ではなく、相手の立場に立って相手だったら(仮にそれが誤りだったとしても)どう考えるかを理解することです。
例えば大人から見たら誤った言動でも、子供の目線に立つと「そうしてしまうのは仕方がない」ということがあります。
こういった子供の行動に大人が理解を示すことができるのも、誤信念の理解能力があるからです。
誤信念課題は一次的誤信念課題と二次的誤信念課題があります。
マクシ課題は一次的誤信念課題に該当します。
日本では「サリーとアン課題」などが誤信念課題としては有名ですが、マクシ課題はその元祖になります。
マクシ課題の解説
内容
マクシ課題は実施される場面によって微妙に表現が変わりますが、おおむね以下のような内容になります。
マクシとお母さんは買い物から帰ってきて荷物を開けています。
マクシはチョコレートを緑の棚に入れました。
そしてマクシは外に遊びに行きました。
その間、お母さんは片付けを続けます。
お母さんはマクシが緑の棚に入れたチョコレートを取り出し、青の棚に入れ整理し直します。
そのとき、卵を買い忘れたことに気づきお母さんは再び出かけました。
一方でマクシは外から帰ってきました。
マクシはチョコレートがどこにあると思っているでしょう?
答えと解説
答えは「緑の棚」になります。
実際にチョコレートはお母さんが移動させたため青い棚にありますが、その過程をマクシは見ていません。
そのためマクシはチョコレートが緑の棚にあると誤解しています。
この誤信念を理解できるかを問われるのがマクシ課題です。
補足記事
参考資料
『発達の指標としての「心の理論」課題~実行機能の役割に焦点を当てて~』竹内謙彰(愛知教育大学研究報告)2021年2月13日検索



