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ガムラビングとは?~口腔機能訓練のマッサージ方法と目的~

公開日:2019年5月28日


 
 

「ガムラビング」とは?

「ガムラビング」とは口腔のマッサージ方法の1つです。

口腔に刺激を入れ、感覚機能を高めることで、摂食嚥下の運動および口腔運動の誘発を目的とします。

食べることや飲み込むことの障害である「摂食嚥下障害」のリハビリ場面においてしばしば行われる手技の1つです。

特別な道具を使わずにできるため、ベッドサイドなどでも行うことができる実施しやすい手技でもあります。

 
 
 

「ガムラビング」の意義

「ガムラビング」は先述の通り、口腔マッサージを通して口腔に刺激をいれる手技です。

そのため過敏がある方に対しては脱感作を先に行いましょう。

「ガムラビング」の意義としては、

口腔の感覚機能を高める。
歯ぐきなどの血行促進。

これらにより、

唾液分泌の促進や、摂食嚥下運動の促進につながります。

 
 
 

「ガムラビング」の方法

「ガムラビング」は唇の裏側と歯ぐきの間に人さし指を入れるかたちでマッサージします。

右上・左上・右下・左下の4か所で行います。

人差し指を歯ぐきの真ん中から外側に動かすかたちでマッサージします。

「ガムラビング」で気をつけることは、歯ぐきの真ん中である小帯はマッサージしないように気をつけましょう。

 
 
 

まとめ

「ガムラビング」とは口腔のマッサージ方法の1つです。

口腔に刺激を入れ、感覚機能を高めることで、摂食嚥下の運動および口腔運動の誘発を目的とします。

そのため感覚過敏がある方へは実施しないように配慮します。
まずは脱感作を。

方法としては、
右上・左上・右下・左下の4か所、唇の裏側と歯ぐきの間に人さし指を入れるかたちでマッサージします。

歯ぐきの真ん中である小帯はマッサージしないように気をつけましょう。

「ガムラビング」は特別な道具を使わずできるため、ベッドサイドなど行いやすい手技の1つです。

摂食嚥下訓練としては、食前などに行うとより効果的ですね。

他者の唇や口腔内に直接触れる手技ですので、必要に応じてゴム手袋などを着用して衛生管理に注意して行います。

 
 
 

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