ソーシャルスキルは年齢と共に高まるか?
社会的スキルは年齢と共に高まる傾向があります。
例えば小学生の場合、社会的スキルは学年が上がるにつれて高くなり、また問題行動と社会的スキルには負の相関があると考えられています。
解説
ソーシャルスキルの評価
子供の社会的スキルを客観的に評価する方法として、「児童用社会的スキル尺度」があります。
日本認知・行動療法学会の論文にある、児童用社会的スキル尺度についての研究によると、社会的スキルの得点には学年差があることがわかります。
年齢を重ねる中で社会性が身に付いてくるというのは当たり前とも言えますが、それが客観的な評価・数値化で見出せることは興味深い知見と言えるでしょう。
問題行動と社会的スキル
「児童用社会的スキル尺度」は、社会的スキルを子供の適切な行動と不適切な行動の両面から評価します。
適切な行動とは「働きかけ」「学業」「自己コントロール」「仲間強化」「規律性」の5つの「社会的スキル」です。
不適切な行動とは「外面化行動問題」「内面化行動問題」の2つからなる「問題行動」の側面です。
社会的スキルと問題行動には負の相関が見られます。
つまり社会的スキルが高まるほど問題行動が低くなる、つまり減っていく傾向がうかがえます。
社会性のある子供ほど問題行動が少ないというのも当たり前と言えば当たり前に聞こえますが、こちらも子供の教育・特別支援において重要な知見でしょう。
どういった社会的スキルが低い子供は、どんな問題行動が多いのか。
こういった傾向をなんとなくではなく客観的に知ることは、子供の支援において役立つでしょう。
以下、問題行動と社会的スキルの関係を見ていきます。
子供の問題行動とソーシャルスキルの関係
参考資料
磯部美良(2006)『児童用社会的スキル尺度教師評定版の作成』(一般社団法人 日本認知・行動療法学会)2024年12月31日閲覧



