「外面化行動問題」のソーシャルスキル
児童用社会的スキル尺度において、「外面化行動問題」は問題行動尺度を構成する因子の1つです。
- すぐに怒り出す
- 他の子と口論する
- 他の子がやっている活動の邪魔をする
- 他の人の言うことに耳を傾けない
- 他の子を脅したり、弱い者いじめをしたりする
- 大人に注意されたときに、口答えをする
- そわそわしたり、落ち着きがない
- 他の子と取っ組み合いのけんかをする
「外面化行動問題」は、具体的には上記のような8つの項目となっています。
解説
因子の意義
子供のソーシャルスキルを評価する「児童用社会的スキル尺度」は、社会生活(集団生活)における子供の適切な行動と不適切な行動の両面から評価を行います。
このうち不適切な行動を評価する因子の1つが「外面化行動問題」です。
文字通り、外面化行動問題は外・他者に対する問題行動を指します。
社会的スキルの指導、あるいはソーシャルスキルトレーニングにおいて、その子にどのような社会的スキルが必要なのかの見極めは重要です。
そしてその子の社会的スキルに課題があり、それが問題行動だった場合、どのような問題行動であるか分析することはアプローチの出発点と言えるでしょう。
平均値
冒頭の項目についてそれぞれ「全くみられない(1点)」「少しみられる(2点)」「時々みられる(3点)」「よくみられる(4点)」「非常によくみられる(5点)」で評価した場合の合計が、児童用社会的スキル尺度における「外面化行動問題」の得点となります。
学年・性別によって多少前後しますが、児童用社会的スキル尺度において「外面化行動問題」の平均は11~17点ほどになっています。
このため大雑把に言えば、多くの子供は冒頭で挙げたような「外面化行動問題」が「少しみられる」程度に収まっていると想像できます。
ちなみに「外面化行動問題」は女子より男子のほうが高い傾向にあります。
児童用社会的スキル尺度について
参考資料
磯部美良(2006)『児童用社会的スキル尺度教師評定版の作成』(一般社団法人 日本認知・行動療法学会)2024年12月31日閲覧
