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SSTにおける「温かい言葉かけ」
ソーシャルスキルトレーニングにおいて「あたたかい言葉かけ」の練習は代表的なものの1つです。
あたたかい言葉かけを行えることは、子供達の人間関係において建設的な相互作用が期待できます。
解説
あたたかい言葉かけの意義
あたたかい言葉かけは、「肯定的メッセージ」や「肯定的ストローク」とも同義ととらえられます。
肯定的メッセージとは文字通り、他者に対する肯定的な言葉かけです。
肯定的ストロークとは、他者を認めるような言動を指します。
いずれも円滑なコミュニケーションの助けになるスキルと言えるでしょう。
あたたかい言葉かけのスキルを獲得するということ
あたたかい言葉かけのスキルを獲得するということは、背景として以下のような概念を理解することと言えます。
- 褒められたり敬意を払われることは、多くの人にとって嬉しいことである。
- 人は他者から言われたことに影響を受けるものである。
- 相手に好意的なメッセージを発信することは、人とうまくやっていく確立を高めてくれる。
建設的な相互作用
あたたかい言葉かけなどにより、互いを友好的に高め合えることは集団生活において重要なスキルだと言えるでしょう。
例えば日本教育カウンセリング学会の論文によると、子供達が相互的な人間関係の下で所属意識を持てる「満足型学級」は、そうでない学級と比べていじめが少なく、学習意欲も高いそうです。
学級集団の状態・タイプ
参考資料
半田健(2019)『日本における自閉スペクトラム症児を対象としたソーシャルスキルトレーニングに関する研究動向』(一般社団法人 日本LD学会)2025年8月26日閲覧
岡島純子、谷晋二、鈴木伸一(2014)『通常学級に在籍する自閉性スペクトラム障害児に対する社会的スキル訓練 : 般化効果・維持効果に焦点を当てて』(一般社団法人 日本認知・行動療法学会)2025年8月26日閲覧
小西一博(2016)『あたたかい言葉かけの促進に向けた小学校での学級全体へのSSTの取り組み』(日本教育カウンセリング学会)2025年8月31日閲覧
『ソーシャルスキルトレーニング絵カード』(エスコアール)2025年7月26日閲覧

