ソーシャルスキルトレーニング(SST)関連

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「仲間強化」のソーシャルスキル|児童用社会的スキル尺度の解説

公開日:2025年2月6日


 
 

「仲間強化」のソーシャルスキル

 児童用社会的スキル尺度において、「仲間強化」は社会的スキルを構成すると考えられる因子の1つです。

  • 誰かがあるグループから不当な扱いを受けているときには、そのグループの子供達を注意する
  • 仲間を褒める
  • 不公平な規則に対して、適切なやり方で疑問をとなえる
  • 仲間が何かを成し遂げたときには一緒に喜ぶ
  • 他の子供に好意的な言葉をかける

 「仲間強化」の社会的スキルは、具体的には上記のような5つの項目となっています。

 
 
 

解説

因子の意義

 社会的スキルにおける「仲間強化」は、仲間(友人)に対して好意的な行動を表現し、友人関係をより深めることができる力を指します。

 既存の関係をより深める・強化するという点で、「仲間強化」のスキルは友人関係を開拓してく「働きかけ」のスキルとはまた少し違ったスキルと言えるでしょう。

 子供の社会的スキルにおいてもしも「仲間強化」の側面に苦手さがあるのであれば、ソーシャルスキルトレーニングで「仲間強化」の側面にアプローチすることが支援としてより具体的で効果的であると考えられます。

 
 

平均値

 冒頭の項目についてそれぞれ「全くみられない(1点)」「少しみられる(2点)」「時々みられる(3点)」「よくみられる(4点)」「非常によくみられる(5点)」で評価した場合の合計が、児童用社会的スキル尺度における「仲間強化」の得点となります。

 学年・性別によって前後しますが、児童用社会的スキル尺度において「仲間強化」の平均は15~17点ほどになっています。

 このため大雑把に言えば、多くの子供は冒頭で挙げたような「仲間強化」の様子が「時々見られる」あるいは「よくみられる」くらいの関係性を築いていることが想像できます。

 また、これも学年・性別によって前後しますが標準偏差は2~3点前後となっています。

 このため極めて大雑把に言えば、「仲間強化」の得点が9~12点を下回る場合、学校生活においてその子は仲間強化のスキルが低い可能性も考えられます。

 
 
 

児童用社会的スキル尺度について

 
 
 

参考資料

磯部美良(2006)『児童用社会的スキル尺度教師評定版の作成』(一般社団法人 日本認知・行動療法学会)2024年12月31日閲覧

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