簡単な道順を説明できること
6歳頃は行き慣れた場所までの簡単な道順を説明できるようになる時期と考えられます。
この時期は場所の記憶や方向の理解が結び付くと同時に、それらを順序立て表現できる言葉の力ついていくと考えられます。
解説
発達の概要
定型発達を踏まえると、6歳児が簡単な道順を説明できることについてが可能になってくると考えられます。
この時期は多語文での説明が多様になっていき、出来事を順序立てて整理する力が育つため、道順の説明も可能になっていきます。
また、空間的な認識が発達して「右に曲がる」「まっすぐ進む」などの表現が理解しやすくなり、実際の体験と言葉がつながりやすくなります。
さらに、自分の記憶を他者に伝える意識が芽生え、必要な情報だけを選び取る力も伸びてくる時期です。
できないときの対応
6歳児が簡単な道順を説明できることについてが難しい場合は、まず物事を時系列で話す練習を積み重ねることが有意義と考えられます。
たとえば「最初に」「次に」「最後に」といった枠組みを使って日常の出来事を簡潔に整理する練習を行うと、道順の説明につながります。
また、簡単な地図の絵を用いて方向や位置関係を確認しながら説明する練習をすることで、言葉とイメージの結び付きを強めることができます。
こういった学習は、言葉の表現だけでなく自信を持って説明する経験にもつながるでしょう。
できたとき次にすること
簡単な道順を説明できるようになったら、実際に他者(その場所を知らない人)へ説明を行う機会は有意義でしょう。
たとえば一緒に住んでいないおじいちゃん・おばあちゃんに普段遊んでいる場所までの道順を口頭で説明したり、実際に歩きながら確認したりすることで、より実用的な表現が定着します。
また、自分の説明を相手が理解しやすいように工夫する経験は、社会的なコミュニケーション能力の向上にもつながります。
6歳頃は単に物事を説明するだけでなく、相手に合わせて話を要約する力も芽生える時期です。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧



