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離乳食でパイナップルを食べさせてしまったら?
赤ちゃんにパイナップルを間違って食べさせてしまっても、(月齢や体質にもよりますが)特に問題なくすむことはあります。
まずは慌てずに経過観察を行います。
また、以後はパイナップルの摂取はもう少し大きくなってからでもいいかもしれません。
パイナップルは繊維質な食感やアレルギーのリスクなど、食材の中では食べ始めに迷うどちらかというと「攻め」の食材であると思います。
子供が幼い頃、具体的には離乳食の期間である1歳半より前は摂取を控えたほうが無難と言えば無難です。
解説
パイナップルのアレルギーの性質
パイナップルのアレルギーは「口腔アレルギー症候群(OAS)」という種類に該当します。
口腔アレルギー症候群は口腔粘膜に限局する即時型アレルギー症状を呈します。
つまり口の周辺に症状が現れる類のアレルギーです。
口腔アレルギー症候群はアレルギーの種類の中では比較的新しい種類になります。
パイナップルの食感
パイナップルを小さい子供に与える場合に気を付ける点はアレルギーだけでなく食感も挙がると思います。
パイナップルの繊維質な食感は、ある程度噛み切る力が必要です。
またパイナップルは生だけでなく缶詰としても広く流通している食材です。
缶詰であれば皮を切る手間が省けますが、シロップにより糖分を多く含んでいるため虫歯に関する配慮も必要です。
食べてしまったときの対応
意図せず赤ちゃんがパイナップルを食べてしまった、あるいは知らずに食べさせてしまった場合はまずは経過を見てあげましょう。
口腔アレルギー症候群は基本的には口腔内の症状にとどまりますが、稀にショック症状を呈する場合もあります。
そのため子供の口周りの変化を中心に全体的に様子を見てあげます。
当然何もなく済むこともあるので、心配しすぎず楽観しすぎず冷静に子供を見てあげましょう。