食育コラム

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チーズで塩分・脂肪分が少ない・多い物はどれか?|ヘルシーなチーズと濃厚なチーズ

公開日:2022年4月21日


 
 

チーズの種類と栄養分

 チーズは種類によってその栄養分も様々です。

 スーパーなどでよく目にする一般的な物の中で、

 塩分・脂肪分が比較的少ない物はカッテージチーズ・リコッタチーズ・モッツァレラチーズなどです。

 逆に塩分・脂肪分が比較的高いのはパルメザンチーズやブルーチーズの類です。

 
 
 

解説

チーズの塩分

 文部科学省の食品成分データベースを参考にすると、各チーズ100gあたりの塩分量は以下のようになります。

  • パルメザン:3.8g
  • ブルー:3.8g
  • プロセス:2.8g
  • チェダー:2.0g
  • ゴーダ:2.0g
  • カマンベール:2.0g
  • カッテージ:1.0g
  • クリーム:0.7
  • リコッタ:0.4g
  • モッツァレラ:0.2g
  • マスカルポーネ:0.1g

 ちなみにパルメザンとは、パルミジャーノ・レッジャーノの模倣品を指します。
 パルミジャーノ・レッジャーノはイタリアが産地のチーズであり、協会が正式に認定した物しか名称を使えません。

 またブルーとはブルーチーズのことで、青カビを使ったチーズです。
 日頃よく耳にする種類としてはゴルゴンゾーラチーズなどが該当します。

 
 

チーズの脂肪分

 同様に、100gあたりの脂肪分は以下の通りです。

  • チェダー:33.8g
  • クリーム:33.0g
  • パルメザン:30.8g
  • ブルー:29.0g
  • ゴーダ:29.0g
  • マスカルポーネ:28.2g
  • プロセス:26.0g
  • カマンベール:24.7g
  • モッツァレラ:19.9g
  • リコッタ:11.5g
  • カッテージ:4.5g

 
 

塩分と脂肪分からみたチーズの総括

 上記のように塩分は少ないけれど脂肪分が多いチーズもあれば、その逆もあります。

 そのような中で傾向としては、カッテージチーズ・リコッタチーズ・モッツァレラチーズなどは塩分・脂肪分が共に少ない比較的ヘルシーなチーズと言えるでしょう。

 また逆に、チェダーやパルメザン、ブルーチーズの類は塩分・脂肪分が共に多いこってりとしたチーズと言えます。

 さらに、「ベビーチーズ」「スライスチーズ」などの商品名としてスーパーでよく目にするプロセスチーズ。

 プロセスチーズは脂肪分は平均的ですが塩分が比較的高いチーズと言えるでしょう。

 
 
 

参考資料

『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索

『食品成分データベース』(文部科学省)2022年1月15日検索

『チーズの種類』(meiji)2022年1月15日検索

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