チーズの種類と栄養分
チーズは種類によってその栄養分も様々です。
スーパーなどでよく目にする一般的な物の中で、
塩分・脂肪分が比較的少ない物はカッテージチーズ・リコッタチーズ・モッツァレラチーズなどです。
逆に塩分・脂肪分が比較的高いのはパルメザンチーズやブルーチーズの類です。
解説
チーズの塩分
文部科学省の食品成分データベースを参考にすると、各チーズ100gあたりの塩分量は以下のようになります。
- パルメザン:3.8g
- ブルー:3.8g
- プロセス:2.8g
- チェダー:2.0g
- ゴーダ:2.0g
- カマンベール:2.0g
- カッテージ:1.0g
- クリーム:0.7
- リコッタ:0.4g
- モッツァレラ:0.2g
- マスカルポーネ:0.1g
ちなみにパルメザンとは、パルミジャーノ・レッジャーノの模倣品を指します。
パルミジャーノ・レッジャーノはイタリアが産地のチーズであり、協会が正式に認定した物しか名称を使えません。
またブルーとはブルーチーズのことで、青カビを使ったチーズです。
日頃よく耳にする種類としてはゴルゴンゾーラチーズなどが該当します。
チーズの脂肪分
同様に、100gあたりの脂肪分は以下の通りです。
- チェダー:33.8g
- クリーム:33.0g
- パルメザン:30.8g
- ブルー:29.0g
- ゴーダ:29.0g
- マスカルポーネ:28.2g
- プロセス:26.0g
- カマンベール:24.7g
- モッツァレラ:19.9g
- リコッタ:11.5g
- カッテージ:4.5g
塩分と脂肪分からみたチーズの総括
上記のように塩分は少ないけれど脂肪分が多いチーズもあれば、その逆もあります。
そのような中で傾向としては、カッテージチーズ・リコッタチーズ・モッツァレラチーズなどは塩分・脂肪分が共に少ない比較的ヘルシーなチーズと言えるでしょう。
また逆に、チェダーやパルメザン、ブルーチーズの類は塩分・脂肪分が共に多いこってりとしたチーズと言えます。
さらに、「ベビーチーズ」「スライスチーズ」などの商品名としてスーパーでよく目にするプロセスチーズ。
プロセスチーズは脂肪分は平均的ですが塩分が比較的高いチーズと言えるでしょう。
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『食品成分データベース』(文部科学省)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(meiji)2022年1月15日検索