学校に行く意味って何?
学校に行く意味って何でしょう?
なかなか抽象的で幅広い疑問ですね。
学校に行く意味は、人によって違うでしょうし、違っていいとも思います。
それでも、教育学的に考えるなら、
学校は集団生活や人とのコミュニケーションなど数字で表せない力を養うために行く場所だと考えます。
以下、もう少し詳しく。
学校に行く意味はない?
世の中の変化により、ずいぶんと学校の位置づけも変わってきました。
まずは塾の存在。
そしてインターネットも身近になり、
ただ知識を得るだけなら学校以外ににたくさんの場所と方法がある社会になりました。
さらにインターネットは様々な考えを身近にし、グローバル化は多様な価値観をもたらしています。
学校で先生が言っていることが正しいとも限らなし、情報化社会でそれに気づきやすくなりました。
そんな社会において、
学校に行く意味ってあるのでしょうか?
学力以外の力
プリンストン大学のボーウェン教授らは、
どのような大学生が学業をこなし、どのような学生が学業を諦め中退するのかを調べました。
アメリカの場合、大学に入学する際はSATと呼ばれるペーパーテストの点数と、高校の通知表が参考にされます。
SATというのは大雑把に言うと日本でいうところのセンター試験みたいなものでしょうか。
要するに、
ペーパーテストで見る学力と、
高校生活を通しての社会性や生活面を見られるわけです。
そして、
学業を最後までこなし大学を中退せず卒業できるか否かは、ペーパーテストの点数よりも通知表の成績が関係していました。
要するに
学校は「その集団で自分なりにうまくやっていく力」みたいなものを養えるわけです。
そしてそういう力がなまじペーパーテストの学力よりも将来に重要だったりするわけですね。
おわりに
一般的に、学校は勉強をする所です。
けれど、
学校は勉強を通して別のことを学ぶ場でもあります。
宿題を締め切りまでに出せる計画性。
集団で話し合って何かを進める協調性。
先生とうまくやっていく社交性。
こういった勉強以外の力を身に着けることが、後の人生に大きく影響します。
一見矛盾したように思えますが、
勉強以外の力が、学校で勉強する過程で身につくわけです。
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