算数ブロックとは?

算数ブロックとは、子供が算数を学ぶ上で「数字」と「量」の関係をわかりやすくする教材です。
物やメーカーによって「かずブロック」や「数図ブロック」など名称は様々ですが、いずれも用途としてはおおむね同じ物です。
解説
算数ブロックの意義
子供が計算や算数の概念を学ぶ場合、「数字」と「量」の結びつきが重要です。
算数ブロックはこの概念を学ぶことに役立ちます。
数字と量が結びつくとは、「3」が「●●●」であるということがスムーズにイメージできるということです。
大人には当たり前のことのように感じますが、算数を学び始める小学校低学年の頃はこういった力がまだ未熟です。
数字と量が結びつくことで、例えば「5」は「3」と「2」であるといった数の合成と分解ができるようになっていきます。
算数ブロックはこういった数の操作を視覚的に行うことができます。
数図ブロックとは?
算数ブロックの中でも特に、ブロックに丸や四角のマークが入って個数を意識しやすい物を「数図ブロック」と言うことがあります。
算数ブロックの類の中でも比較的しっかりした商品と言えますが、冒頭で述べた通り用途・意図としては通常の算数ブロックと同様です。
算数ブロックはどこで売っているのか?
算数ブロックはおおむね小学校入学時に購入する算数セットに同梱されているため、個別で購入する必要は一般的にはありません。
なくした、家と学校両方で欲しいなど個別の事情で購入したい場合はネットでも購入が可能です。(文末に一例のリンクを記載しています)
価格としては(物にもよりますが)1000円しないくらいで購入ができるでしょう。
また、算数ブロックはそこまで長く使う物ではないので、メルカリなどで購入することも合理的な方法の1つでしょう。
さらに、ダイソーや100円ショップでそれらしいものを買って代用することでも(家庭学習であれば)十分かもしれません。
算数ブロックは要するに数の概念を実物を使って学習するということなので、その意図と手法を理解していれば、専用のブロックでなくても学習は可能でしょう。
算数ブロックの購入
参考資料
『小学1年生における計算学習の現状と課題 : 1年生の算数指導に関わった経験のある教員への質問紙調査と1年生への調査を通して』(植草学園短期大学)2022年6月3日検索
『数表記・数詞・具体物の三項関係に関する論考』(京都女子大学)2022年06月03日検索