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小学校1年生の算数の内容と家庭学習の考え方|子供の発達心理学

公開日:2020年4月20日


 
 

小学1年生の算数の要点

文部科学省の学習指導要領を参考にすると、
小学校の算数は
「数と計算」
「量と測定」
「図形」
「数量関係」
の主に4つの領域に分かれます。

「数と計算」は文字通り計算で、
「量と測定」は単位などを勉強します。
「図形」も言葉通り図形の学習で、
「数量関係」とは数学的思考のようなものです。

これら4つの領域をそれぞれ小学校6年間を通して学んでいくわけですが、

小学校1年生における算数は
実際の物を扱いながら勉強していくのが特徴です。
また、実際の計算としては足し算・引き算を中心に行います。

 
 
 

小学校1年生の算数の学習内容

計算

  • 物の個数を数えるなど、数えることに親しみを持つ
  • 大きい順や小さい順などに並べることができる
  • その数が何かの「足した結果」「引いた結果」として考えることができる
  • 10という数を1つのまとまりと考えることができる
  • 1桁の足し算と引き算ができる
  • 簡単な2桁の足し算と引き算を考えることができる
  • 場合によっては3桁の数で表すことができる

3桁は数の表し方であって、計算するわけではないです。

 
 

測定

  • 実際の物を通して、長さ・面積・体積など量を比べてみる
  • ある物を基準とし、別の物が何個分か考えることができる
  • 時刻を読むことができる

 
 

図形

  • 身の回りの物の形の特徴を見出す
  • 前後・左右・上下などの言葉を正しく用いて、物の位置を言い表す

 
 

数学的思考

  • 足し算や引き算の式の意味がわかる
  • 足し算や引き算の式に表すことができる
  • 物の個数を絵や図で理解できる

 
 
 

子供の発達からみた2年生の算数

発達過程のおいて数の概念には3つの力があります。

  • 1対1対応であること
  • 順が決まっていること
  • 最後が総和であること


です。

「1対1対応であること」とは、
「1、2、3、4、・・・」
と数えるときは1つに1つの数字をあてるということです。

たとえば幼児期などはこの力が不十分であり、
指で数える動作と声が一致しません。
1個の物を指差しているのに「1、2」と数を2つ言ったりしてどんどんずれてしまいます。

「順が決まっていること」とは、
1、2、3、4、・・・と言う順が決まっているということです。
1、3、2、5とバラバラにしない力です。

「最後が総和であること」とは、
「1、2、3、」と数え終わったら、
最後の数、つまりこの場合は「4」が全体の個数であるという概念です。

1対1対応であること
順が決まっていること
最後が総和であること
この3つの概念はおおむね幼児期に身につき、
小学校での算数を学ぶ上での土台となります。

 
 
 

おわりに(家庭学習のポイント)

小学校が始まると、親としては
計算ドリルなどでの勉強に意識が向きがちです。

しかしながら、

小学校1年生の時期は
物などを実際に使ってたくさん算数に関する経験をすることが有意義でしょう。

お菓子を使って物を数えたり、
おやつを兄弟で上手に分けたり、
お風呂で水の量を測ってみたり、
生活の中で楽しく算数を取り入れていきます。

また、学習の場面でも
実際に物を使ったり絵で書いたりたりして、
イメージをもって学習していくといいでしょう。

そういった活動を通して、
足し算と引き算を円滑に扱えるようにしていきます。

 
 
 

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参考資料

『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第3節 算数』(文部科学省)2020年4月14日検索

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