ナップランドとは?
ナップランドとは、北海道小樽市を中心に普及しているランドセルの代替品、通学鞄です。
「ナップランド」という名称は、「ナップサック」と「ランドセル」を組み合わせた造語です。
名称の通り、ナップサックの軽さとランドセルの収納力を両立した実用的な通学リュックとなっています。
解説
ナップランドの歴史
ナップランドは坂道が多く冬は雪道となる小樽市の地理に適応する形で誕生しました。
軽くて雪に強い、丈夫な通学鞄。
そのようなコンセプトの下、ナップランドは1970年頃に誕生します。
現在でも小樽市では8割程度の小学生がナップランドを使用しているそうです。
ナップランド
ナップランドの特長は収納力と丈夫さがあるのに軽くて安いところです。
A4サイズの教科書がたっぷり入る収納力と、ナイロン製ゆえの丈夫さ。
平均的なランドセルの重さが1.3kgに対し、ナップランドは770gとなっています。
価格は7,700円で、(ランドセルのブランドにもよりますが)ランドセルと比べればお手頃な価格となっています。
ランドセルの代替品としてナップランドの便利さ
ナップランドはその実用性から、ランドセルの代替品として候補の1つとなるでしょう。
近年はタブレットを使用する関係もあり、子供達の荷物は重くなる一方です。
場合によっては重過ぎる荷物で腰や肩を痛める子供もおり、荷物の軽量化は関心事となっています。
軽くて丈夫なナップランドは、ランドセルの代替品と有力候補の1つでしょう。
また荷物の重さ以外でも、その子の事情によってランドセルを使用できない場合もナップランドは便利かもしれません。
例えば車椅子での登下校など、必ずしも背負って歩いて登校しない場合は、柔らかく柔軟性のあるナップランドのほうが扱いやすい可能性があります。
参考資料
『ナップランド』2023年4月23日閲覧