【目次】 [close]
二桁や三桁の掛け算・割り算ができるのは何年生?
子供は何歳くらいで2桁の計算や3桁の計算、掛け算や割り算ができるようになるのでしょう?
個人差はあるのでしょうが文部科学省の情報を参考にすると、
2桁や3桁の掛け算は3年生頃から、
2桁や3桁の割り算は4年生頃からです。
以下、もう少し詳しく。
子供の計算能力の発達
一般的に、
簡単な数の足し合わせは幼児期頃からできはじめます。
そして計算は別として、
およそ5歳頃には100まで数を言うことができるようになってきます。
つまり0、1、2、3、4、5、6、7、8、9という10種類の数を使って、無限の大きさの数を数えることができることに気づき始めるわけです。
そして小学校で本格的に計算が始まっていきます。
以下、学年ごとに見ていきます。
学年別の計算能力の目安
1年生
・足し算と引き算の意味がわかる。
・1桁の足し算と引き算ができる。
・簡単な2桁の足し算と引き算を考えることができる。
つまり1年生時点では2桁の計算はやろうとできればいいわけですね。
2年生
・2桁の足し算と引き算ができる。
・簡単な3桁の足し算と引き算を考えることができる
・4桁の数の表し方がわかる
・1桁の掛け算ができる。
まだ4桁の計算は難しいですが、100と1000のどちらが大きいかや1000の次は1001であることの理解は必要なようですね。
3年生
・「万」の単位を知る。
・簡単な分数や小数を知る。
・3桁や4桁の足し算と引き算ができる。
・3桁×2桁のような掛け算ができる。
・簡単な割り算ができる。
整数の足し算・引き算・掛け算はこのへんで一通りできるようになるわけですね。
3年生は急に勉強が難しくなりますね。
4年生
・億や兆など単位がおおむねわかる。
・3桁など割り算が一通りできる。
・四捨五入を知る。
・小数の足し算と引き算ができる。
・分母が同じ分数の足し算や引き算ができる。
整数の加減乗除が一通りできるようになるわけですね。
5年生
・偶数や奇数を知る。
・約数や倍数を知る。
・小数の掛け算と割り算ができる。
・分母が違う分数の足し算と引き算ができる。
けっこう難しくなってきましたね。さすが高学年。
6年生
・分数の掛け算や割り算ができる。
おわりに
以上のように、
1年生は足し算と引き算の意味がわかります。
2年生から掛け算が始まります。
3年生から割り算も本格的にスタート。
4年生で四則演算ができるようになるわけです。
5年生で奇数や偶数など概念も深まり、
6年生では小数や分数の計算もできます。
という感じで、お小遣いなど生活の中の計算は4年生前後くらいからずいぶんできそうですね。
その他の記事
引用・参考サイト
『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第3節 算数』(文部科学省)2018年3月11日検索