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分離量・連続量とは? 違いや具体例|子供の数概念と小学校の算数

公開日:2022年7月22日


 
 

分離量・連続量とは?

 分離量とは1個・2個と数えることができる、つまり整数で表すことができる量です。

 連続量とは水の量のような区切ることができない文字通り連続的な量のことです。

 子供に算数を教える場合、こういった量の性質を意識するとより有意義です。

 
 
 

解説

分離量とは?

 分離量とは整数で数えることができる量です。
 「ビー玉は何個?」「猫は何匹?」などが分離量の例になります。

 通常、猫は「1匹」「2匹」と数えます。
 身体が半分になった猫を「1/2匹」とは一般的には表現しないでしょう。
 猫の数は整数で表現され、その間はありません。
 このような量を分離量と言います。

 
 

連続量とは?

 連続量とは小数や分数が必要な量です。

 例えば水は「1個」「2個」といった概念はありません。
 「1杯」「2杯」と言うことはあるかもしれませんが、大きいコップでも小さいコップでも「1杯」です。

 水の量を表すには、「1リットル」や「2リットル」といった便宜的な単位が必要になります。
 しかし、それでも水をリットルで区切ることはできません。
 「1.5リットル」もありますし「1.25リットル」もあります。

 このように連続量は文字通り量が連続的で区切りがありません。

 連続量の例は時間や重さ、長さや速さ、角度や面積などがあります。

 
 

子供の算数と量の性質

 子供に算数を教える場合、(特にはじめのうちは)整数の計算は分離量、分数や小数であれば連続量で教えたほうがわかりやすいでしょう。

 例えば「5匹の猫を2人で飼うと、1人何匹ずつ飼うことになりますか?」という問題があったとします。
 これの答えは計算だけで言えば「2.5匹」になるわけですが、なんとも不自然な問題と言えるでしょう。

 このように、計算の答えや学習の意図に応じて分離量と連続量を使い分けたほうがわかりやすい「良い問題」を作ることができます。

 
 
 

参考資料

『小学1年生における計算学習の現状と課題 : 1年生の算数指導に関わった経験のある教員への質問紙調査と1年生への調査を通して』(植草学園短期大学)2022年6月3日検索

『数表記・数詞・具体物の三項関係に関する論考』(京都女子大学)2022年06月03日検索

『小学校学習指導要領解説算数編(後半)第3章 各学年の内容』(文部科学省)2022年06月11日検索

『インタラクションを通した数の概念の獲得』(人工知能学会全国大会論文集)2022年06月11日検索

『学習指導要領「生きる力」 第2章 各教科 第3節 算数』(文部科学省)2022年6月11日検索

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