聴力検査

標準純音聴力検査とは?|内容・対象年齢・実施方法

公開日:2021年7月30日


 
 

標準純音聴力検査とは?

 標準純音聴力検査とは、聴力検査の種類の一つです。
 聴力検査の中では最もオーソドックスな検査であると考えられます。

 標準純音聴力検査はヘッドフォンなどの機器を装着してもらい、「音が聞こえたらボタンを押す」という方式をとる検査です。

 
 
 

解説

内容

 標準純音聴力検査は被検者にヘッドフォンなどの機器を装着してもらい、そこから出る音を聞いてもらいます。
 被検者は音が鳴ったらその間にボタンを押してもらいます。
 これによって聞こえているかいないかの判断をしていきます。

 標準純音聴力検査は防音室にてオージオメータと呼ばれる医療機器を用いて実施されます。

 検査は聴力検査に詳しい専門職によって実施します。
 聴力検査は受ける側は「音が聞こえたらボタンを押す」というシンプルな検査ですが、実施する側は比較的厳密な手順があるため熟達が必要な検査です。

 検査は小さい音や大きい音といった音の大小だけでなく、高い音や低い音といった音の高低別にも測定されます。

 
 

気導聴力と骨導聴力

 聴力には気導聴力と骨導聴力があり、標準純音聴力検査ではこの両方を測定します。

 音は物体の振動によって聞こえます。

 気導聴力とは平たく言うと空気の振動を介して聞こえる音です。

 骨導聴力とは頭蓋骨の振動を介して聞こえる音です。

 人は録音した自分の声を聞くと違和感を感じることがあります。自分が普段発している声と違う印象を受けます。
 これは人は普段自分の声を気導と骨導の両方の聴力で聞いているのに対し、録音した音は気導で聞くためです。

 
 

対象年齢(何歳から実施可能か?)

 
 

実施手順(検査のやり方)

 
 
 

参考資料

『乳幼児聴力検査の適応年齢に関する-考察』(日本小児耳鼻咽喉科学会)2021年7月25日検索

『小児聴力検査に要する時間に対する年齢および発達の影響』(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)2021年7月25日検索

『小児聴力検査』(宮崎県身体障害者相談センター)2021年7月25日検索

『乳幼児聴力検査』(滋賀県立小児保健医療センター)2021年7月25日検索

-聴力検査

テキストのコピーはできません。