はじめに
小学校などの視力検査で「B」以下の判定の場合、近視の始まりあるいは近視の可能性があります。
近視は遺伝的要因もありますが、生活習慣も大切です。
以下、日本眼科医会の情報を参考に目に負担をかけない生活習慣を挙げていきます。
目に優しい生活
1時間あたり10分の休憩
勉強や読書は1時間あたり10分ほど目を休める時間を設けましょう。
スマホやタブレット、ゲームは40分まで
スマホやタブレット、テレビゲームは液晶画面を見続けることになり特に目への負担が大きいです。
連続時間は40分程度を目安にしましょう。
ちなみにスマホやタブレットの視聴時間は合計でも1日1~2時間以内にとどめましょう。
補足記事
正しい姿勢を心がける
タブレットによる動画視聴にせよ勉強や読書にせよ、正しい姿勢で行うよう心がけましょう。
具体的には背筋を伸ばし、画面や本から目を30cm以上離しましょう。
寝転んで本を読んだりゲームをすると、上記のような距離を保つことは難しいかもしれません。
机や椅子、ソファーなど座って活動をする習慣が作りやすい住環境にするのも大切です。
明るい場所で
読書や勉強など目を使う活動は明るい場所で行いましょう。
一般的に勉強や読書をする場合は300ルクスの明るさが必要とされています。
これは蛍光スタンドの場合15~20ワットに相当します。
物にもよりますが、一般的な学習机のデスクライトであればほぼ満たすことができるでしょう。
参考資料
『学校保健統計調査-令和元年度(確定値)の結果の概要(2 調査結果の概要)』 (学校保健統計調査-結果の概要 文部科学省)2021年6月22日検索
『学校での視力検査』(大阪府眼科医会)2021年6月22日検索
『眼科学校保健 資料集』 (日本眼科医会) 2021年6月22日検索
『子供が近視といわれたら』(日本眼科医会)2021年6月22日検索
『視力の合格基準』(警視庁)2021年6月24日検索