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側音化構音の治療方法
側音化構音の治療の流れ・概要は以下のようになります。
- 空気が横から漏れないよう、口を左右対称に動かす練習をする
- 「い」の音を正しく発音できるようにする
- イ段の音(き・し・ち・り など)を正しく発音できるようにする
解説
側音化構音とは?
側音化構音とは、空気が口の端(口角)から漏れて、音が歪んでしまっている状態のことです。
「し」が「ひ」に近い音に聞こえるなどがその一例です。
傾向としては、イ段の音や拗音(小さい「や・ゆ・よ」の音)の音が比較的歪みます。
側音化構音は左右の口角の動きが非対称であるなど、口を対象に動かせず空気が漏れてしまうことで生じます。
側音化構音は自然治癒はしにくいので、地道な練習の中で正しい音の習慣をつけていくことが重要です。
側音化構音の訓練方法
口を左右対称に動かす
発音の際に、舌・唇・顎を左右対称に動かせるよう練習します。
空気が横から漏れず、口の中央から出せることで正しい発音の基礎を作ります。
「い」の音を正しく発音できるようにする
側音化構音ではイ段の音が歪みやすいため、基礎として「い」の音を正しく発音できるよう練習します。
舌を平らにし、上下の歯の間に少し出させます。
このの状態から、弱い呼気をゆっくり長く出す練習を行います。
空気を出すことに慣れてきたら徐々に声も出し、「い」の音を発音していきます。
イ段の音を正しく発音できるようにする
側音化構音では「い」の次には「し」の音を練習することが多いです。
「い」の音で練習した空気を口の真ん中から出す感覚を大切にしながら、子音の練習を行っていきます。
実際のトレーニングにあたっては、正しい音を出すための「口の訓練」と、正しい音を聞き分けるための「耳の訓練」を併行して行っていきます。
側音化構音の構音訓練
参考資料
湧井豊『構音障害の指導技法-音の出し方とそのプログラム-』学苑社、1992年



