先日、iPhoneやiPadなどのiOSアプリとしてスーパーマリオランがリリースされました。
補足記事:スーパーマリオランについて
障害者のIT支援においてはスイッチなどの操作をゲームを通して学ぶことも多いです。
スーパーマリオランはそんなIT支援の現場でも活躍しそうです。
【片手で操作できるマリオが登場】
スーパーマリオランはiPhoneやiPadにて片手で操作できるマリオです。
片手で操作できるということは、両手が操作できなくても使えるということです。
つまり上肢障害や肢体不自由の方でも扱いやすいアプリということになります。
【スーパーマリオランとスイッチ】
スーパーマリオランは片手の1タップで操作ができるゲームです。
つまりiPadにスイッチをつなげれば1スイッチ操作で遊ぶことができます。
そのため「できiPad」や「iPadタッチャー」などのタブレット用スイッチインターフェースと相性が良いアプリと言えるでしょう。
補足記事:タブレット用スイッチインターフェースを自作する
【マリオを遊ぶための設定が簡単になった】
スーパーマリオと聞いて知らない人はいないくらいゲームの代表格として存在するマリオ。
肢体不自由などによりゲームをすることが限られるけれど、マリオのゲームで遊んでみたいという人は多いです。
以前はゲームコントローラーを改造したりネットのマリオ風のゲームを活用したりする方法が支援現場では主でした。
しかしスーパーマリオランの登場で支援の方法が変わりそうです。
特別な設定がなくてもマリオが遊べるようになったのです。
【iPadとiPadタッチャーでマリオ】
スイッチでスーパーマリオランを遊ぶ設定をしてみたいと思います。
<必要な物>
・iPad
・スーパーマリオラン
・iPadタッチャー
・スイッチ
スーパーマリオランをインストール後、iPadタッチャー本体にスイッチを接続しiPadにくっつけます。
スーパーマリオランは画面のどこをタッチしてもマリオのジャンプは同じです。
そのためiPadタッチャーはiPadの画面のどこにくっつけてもOKです。
以上であとは遊ぶだけです。
【長押しと短押し】
スーパーマリオランは画面を短くタップするとマリオが低くジャンプし、長くタップすると高くジャンプします。
つまり長押しと短押しの使いわけが必要です。
iPadタッチャーはスイッチを短く押したときは画面を短くタップしたときと同じ反応をし、長くスイッチを押したときは画面を長くタップしたときと同じ動作をします。
つまりiPadタッチャーは長押しと短押しの区別をつけることができます。
これはスーパーマリオランとiPadタッチャーの相性が良い点の一つです。
【細かなテクニックができないのが課題か?】
スーパーマリオランはタップ中に指を左右にスライドするとわずかですがマリオのジャンプの軌道が変わります。
しかしタップ中のスライド動作はiPadタッチャーによるスイッチ入力では対応できません。
このあたりは今後の支援方法の課題でしょう。
【ある程度遊ぶなら充分】
しかしながらマリオを楽しむ程度ならiPadタッチャーでのスイッチ入力で充分です。
ある程度のスイッチの入力速度と長押し短押しの区別ができれば充分遊べるでしょう。
<関連記事>
・スーパーマリオランについて
・スイッチインターフェースの自作
・いろいろなスイッチ
<外部リンク>
・iPadタッチャーを購入できるサイト