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およそ0歳児のコミュニケーション
「発達障害」や「自閉症」といった言葉が世間的に認知され、
子供の発達において単に言葉や身体面だけでなく、
「コミュニケーション」の発達も重要視されていますね。
0歳児のコミュニケーション面の発達ってどんな感じなのでしょう?
0歳頃というのはまだ言葉によるコミュニケーションは難しい時期です。
0歳頃は、他者に目を向けたり声かけに笑ったり人見知りをしたりといった、「人に対する反応の良さ」がポイントになります。
以下、もう少し具体的に。
0歳児に対人認知の発達
人を見て笑いかける
ただ笑うだけでなく、人の存在によって笑ってるのかがポイントです。
他者を認識し、興味を持てるか。
視線が合う
目が合うというのは、コミュニケーション面の発達を見る上で重要な指標の1つですね。
しかし「視線が合う」とは各々の感覚というか主観によるところも大きいので、「これは視線が合ってると言えるのか?」と迷う場合もあるかもしれません。
視線の合う・合わないについて詳しくは以下をご参照。
追視がある
「追視」とは目で追うことです。
例えばおもちゃが右側にあって、大人がゆっくりおもちゃを右から左へ動かす。
赤ちゃんの視線が右から左に動く。
何かを見ることは大切で、何かを見続けることができるかというのもポイントになります。
快・不快に対する反応
嬉しいときは笑う。
嫌なときは怒ったり泣いたりする。
一見当たり前のようですが、こういった快・不快に対する反応があるというのは大切なことです。
例えば楽しく遊んでいたおもちゃを取り上げると怒ったり泣いたりする。
こういった「反応の良さ」は子供の成長を見る上でポイントになります。
簡単な真似
例えば「バイバイ」など。
大人の動作を真似るような様子があるかどうか。
「学ぶことは真似ること」なって言ったりしますが、
模倣は子供の成長にとって大切なことです。
人見知りをする
人見知りをするということは、人の違いを認識できているということでもあります。
おわりに
子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの側面だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
また、子育てにおいては気になることを気軽に相談できる環境も大切です。
子供の成長が気になったら、一人で悩まず相談する一歩を踏み出してみましょう。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧