愛着障害における身体面の特徴・傾向
愛着障害の子供は、身体の発達が未熟であったり身体管理に無頓着であるケースがしばしば見られます。
つまり小柄であったりよく怪我をしていたり、非衛生的な身なりであったりするなどです。
解説
愛着障害の概要
反応性愛着障害(RAD)とは、愛着形成が困難だったことが原因で生じる症候群です。
愛着とはアタッチメントとも呼ばれ、「母子の相互交渉による情緒的な絆」を指します。
つまり反応性愛着障害は、適切な時期に愛情のある信頼関係を親子で築けなかった際に生じると考えられます。
反応性愛着障害は他人に無関心な「抑制型」と、他人と距離が近すぎる「脱抑制型」があります。
抑制型は自閉症スペクトラム障害(ASD)に、脱抑制型は注意欠如多動性障害(ADHD)に症状が酷似しており、現場では鑑別診断が重要となります。
特徴的な症状
愛着障害の子供における身体面の特徴、傾向としては以下のようなものが考えられます。
- 小柄な子が多い。(年齢相応な身体発達が未熟)
- 痛みに対して忍耐強い。
- 触られるのを激しく嫌がる。
- 怪我をしやすい。(自分に不注意で自傷的)
- 非衛生になりがち。
傾向の解釈
以上のように反応性愛着障害の子供はしばしば自分の身体管理について無頓着な様子を認めます。
(反応性愛着障害に限らず)被虐待児の傾向とやや重なる面もあるかもしれません。
また怪我をしやすい不注意さは、注意欠如多動性障害(ADHD)にも類似した傾向と言えるでしょう。
しかしいずれの特徴もあくまで例のであり、全ての子供に当てはまるわけではありません。
例えば先述の「脱抑制型」は、人との距離が近過ぎる傾向にあります。
このため子供によっては触られることを嫌がるかというとそうとも限らないでしょう。
反応性愛着障害とは
参考資料
『発達障害者支援とアセスメントに関するガイドライン』(特定非営利活動法人 アスペ・エルデの会)2025年3月15日閲覧


