「視線が合う・合わない」ってどういう感じ?
子供の「視線が合う・合わない」って具体的にどうみたらいいのでしょう?
よく子供の発達を見る際に「視線が合うかどうか」ということが挙がりますね。
具体的には、
「視線が合う」とは相手が話しているときなどに相手の目あるいは顔を見て、一定時間注目できるかということです。
以下、もう少し詳しく。
「視線が合う」とは?
専門家も使用する、子供の言葉の発達やコミュニケーションの発達を見る検査にLCスケールという検査があります。
上記の検査によると、
視線が合うことの判断基準を「5秒以上視線が合う」あるいは「5秒未満でもすぐに視線が戻る」としています。
いずれにせよ、
コミュニケーションの発達における「視線が合う」とは、単に一瞬相手の目を見るのではなく、継続的に相手を意識できるかどうかが重要なわけですね。
視線とコミュニケーション
少し話を掘り下げると、
視線の運びというのはコミュニケーションの発達において重要な指標の1つです。
例えば、お母さんが意味深に窓の方を見ている。
すると子供はたとえお母さんに「窓を見なさい」と言われなくても窓の方を見るでしょう。
このように相手の視線を察知して自分もその方向を向くことを共同注視(共同注意)と言います。
また、子供は初めての場面や戸惑う局面に遭遇すると、まるで「どうしたらいい?」といった表情でお母さんの方を見ることがありますね。
このように、
視線の運びはその子の対人意識を確認できる重要な指標なわけです。
視線の運びを含め、こういったコミュニケーションの発達の程度はM-CHATなどのチェックリストで確認できます。
まとめ
子供の「視線が合う・合わない」って具体的にどうみたらいいのでしょう?
コミュニケーションの発達における「視線が合う」とは、
単に一瞬相手の目を見るのではなく、継続的に相手を意識できるかどうかが重要です。
具体的には「5秒以上視線が合う」あるいは「5秒未満でもすぐに視線が戻る」などを参考にするといいかもしれません。
子供の視線が合わないと、発達障害や自閉症といった言葉を想像する親御さんも昨今は多いかもしれません。
しかしながら、
視線が合う合わないだけでその子が発達障害かは決まりません。
心配な場合は、保育園やかかりつけ医を通して発達専門の医師に診てもらうほうがいいでしょう。
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