子供の才能は褒めてはいけない?
子供を褒めるなら、才能ではなく努力の過程を褒めてあげた方がいいです。
才能とはその子が先天的に持っている、その子自身ではどうすることもできないものです。
一方、努力はその子自身が今どうするかで決まるものです。
努力を褒めてもらうことで、
自分で問題を解決できる・道を切り開けたという経験ができそれが自信につながっていきます。
褒めるべきは「結果」か「過程」か?
子供の取り組みに対する「結果」を褒めることと「過程」を褒めることは似ているようで異なります。
コロンビア大学のミューラー教授らの実験によると、
才能を褒められた子供はそれがプレッシャーになり、次のテストの結果が振るわなかったそうです。
詳しくは以下をご参照。
自分の力を信じること
スタンフォード大学のドゥエック教授らの研究によると、
「自分の力は生まれ持ったものではなくて、努力によって伸ばすことができる」と信じる子供は成績が良かったそうです。
これらは「しなやかな心」と呼ばれます。
周囲から「能力は後天的に伸ばせる」と教えられたり伝えられ、「しなやかな心」を持てた子供は物事をやり抜く力に優れ、それが結果につながったわけです。
そして「しなやかな心」はなにも子供だけに必要な話ではありません。
「しなやかな心」は誰しも当てはまる人生をより良く過ごすために必要な能力です。
そして「しなやかな心」は才能と異なり誰しもが手に入れることができます。
おわりに
ある心理学の実験によると、
「記憶は年齢と共に低下する」
という記事を読んだ人とそうでない人では記憶している単語に差があったそうです。
良くも悪くも、人は自分の常識や心情に自分のパフォーマンスが左右されます。
物事を成すためには諦めない心や自分を律する自制心が必要なわけですが、
そういった力を後押しできる心情があるとより力強く物事に取り組めます。
日々、耳に入ってくる言葉や目にする情報がいかに大切かがわかりますね。
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