ままごとは何歳から?
ままごとができるのは何歳頃からでしょう?
おもちゃの食べ物で料理を作ったり、
お母さんやお父さんといった役割を演じたり。
ままごとは人とのコミュニケーションもとれる遊びですね。
個人差はありますが、
ままごとは2歳頃からできはじめ、
3歳頃にはずいぶんと上手になってきます。
以下、今日はままごとと子供の発達について。
「ままごとができる」とは?
「ままごとができる」とは具体的にどういうことでしょう?
何をもって「ままごとができる」と捉えるかは人それぞれでしょうが、
主にままごとには2つの段階があります。
1つ目は、
ままごとのおもちゃをままごとのおもちゃとして扱う段階です。
例えばトマトのままごとのおもちゃがあったとします。
これは本物のトマトではありませんが、トマトとして扱うおもちゃですね。
ということは、おもちゃのお皿などにのせて、食べる真似をして遊ぶわけです。
ボールのように投げたりするおもちゃではありませんよね。
このように、
ままごとをままごととしてできるかどうかが最初の段階になります。
2つ目の段階は、
ままごとを通して役割や状況を演じることができるかどうかの段階です。
例えば自分がママになったつもりで料理をする。
ここでは本当のお母さんは「お客さん役」です。
このように、役割を演じることまでできるとずいぶんとままごと遊びも習熟してきますね。
「ままごと」と子供の発達
では、こういったままごとの様子は何歳くらいから見られるのでしょう?
子供の発達を見る検査に、津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
上記によると、
ままごとで母親に料理を作って食べさせようとする様子は1歳9月頃、
ままごとで役割を演じることができるのは3歳頃とされています。
このように、
子供は2歳前後くらいからままごとを扱うことができはじめ、
3歳頃には役割を演じるような本格的なままごとができはじめるようですね。
まとめ
ままごとができるのは何歳頃からでしょう?
何をもって「ままごとができる」と捉えるかは難しいところですが、
ままごとをままごととして扱えるかどうか、
役割や状況を演じることができるかどうか
といったことがポイントになってくるでしょう。
このように考えた場合、
おおむね2歳前後くらいにままごとを扱うことができはじめ、
3歳頃には役割を演じることができはじめるでしょう。
一方で、子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの発達項目の年齢だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧