値段を聞いてくるのは何歳から?
子供が物の値段に興味を持ち始めるのは何歳頃からでしょう?
お店にの中で「これいくら?」と聞いたり、「高い・安い」といった概念が芽生えるのは何歳頃なのでしょう。
個人差はありますが、
物の値段に興味を持つのはおおむね6歳前後です。
値段に興味を持つこと
大人は何か物を買うときに、その物の値段が高いか安いかも考えながら買うものですね。
子供は小さいうちは、単に欲しいか欲しくないかで物を考えます。
そのため「物としてはいいけれど、値段が高いなあ」という物を子供が欲しがったとき、親としては説明が難しいものです。
ただ「高い」と言うこともできますが、子供にお金の話ばかりするのも気が引けますし。
そんな日々を送っていると、今度は子供も物の値段に興味を持てる時期がきます。
目の前の物に値段がついている。
大きい物が必ずしも「高い」物ではない。
これはいくらくらいなのだろう?
自分で買うならお金をどのくらい貯めないといけないのだろう?
子供が成長していくにつれ、
物には値段があり、物自体と値段のバランスの中で買い物を行うという共通認識が芽生え始めます。
値段への興味と子供の発達
子供の発達を見る検査に、KIDS乳幼児発達スケールというものがあります。
上記によると、
「これいくら?」と物の値段に興味を持てるのは5歳8カ月相当の発達であることがわかります。
5歳後半というのは保育園や幼稚園の年中ないし年長さんに相当する時期ですね。
おわりに
子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの発達項目の年齢だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
物の値段、つまりお金のことはあまり子供とじっくり話すことも少ないかもしれません。
しかし金銭管理やお買い物を通してできる経験もたくさんあります。
日常の何気ないお買い物でも、子供とのやりとりや会話を大切にすることで、子供の成長に気づくことがあります。