ハイハイはいつから?
赤ちゃんがハイハイをできるのはいつ頃からでしょう?
ハイハイは子供が歩く前段階になりますね。
個人差はありますが、
ハイハイができるのは生後9カ月前後です。
ハイハイの意義とやり方
ハイハイにせよ歩行にせよ、自分で移動するという経験は大切です。
方向感覚やバランス感覚、物への好奇心。
見て触って感じて、子供はこの世界のいろんなことを知ります。
例えば私達は卵を持つとき、卵を割らないように絶妙な力加減でつかみますね。
同じバケツでも、水が入っているときといないときでは、手が触れる段階で身構え方が異なります。
私達の日常は、言葉にならないたくさんの無意識の知識で成り立っています。
そしてこうした経験を積むためには、自分で見て触れて聞くことが大切であり、物事を経験するための方法の1つがハイハイによる自発的な移動です。
ハイハイと子供の発達
子供の発達を見る検査に、津守式乳幼児精神発達質問紙およびKIDS乳幼児発達スケールという検査があります。
上記によると、
正常発達においてハイハイはおよそ9カ月前後の運動発達であることがわかります。
9カ月前後にはお尻を上げた状態のハイハイができるようになるかもしれません。
また、お尻を上げたりしなくても、10カ月前後には自分なりのハイハイで行きたいところに移動する様子が見られるかもしれません。
一般論なので、あくまで目安ですが。
おわりに
お子さんによってハイハイのスタイルは様々です。
お尻を上げたスタンダードなハイハイをする子もいれば、お尻を地面に着けたままのお子さんもいるかもしれません。
ハイハイの時期というのはけっこう短く、意外とスタンダードなハイハイをする前に歩き出したというパターンも少なくありません。
そのため、あまりハイハイの仕方に神経質にならなくてもいいと思います。
お子さんが自由に動く楽しさを感じてもらうのが一番です。
お子さんが楽しく動くことを前提とした上で、必要に応じてスタンダードなハイハイの仕方を促してあげましょう。
具体的には、
首を起こし、肘ではなく手を地面に着けます。
お尻を上げ、膝を地面に着けます。
足首は伸ばして、足の裏が斜め上を向くようにします。
この状態で体を動かし前へ進みます。
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参考資料
遠城寺
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧
津守
LCスケール