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つかまり立ちのは何歳から?
子供がつかまり立ちをできるのは何歳頃からなのでしょうか。
個人差はありますが、
子供がつかまり立ちをできるのは8,10か月頃からで、おおむね1歳前にできるようになると考えられます。
解説
つかまり立ち
つかまり立ちとは文字通り何かにつかまって立ち上がることを指します。
このため、大人が抱えて立ち上がらせた場合はつかまり立ちができるとは言えません。
つかまり立ちとは何かにつかまって子供自身がお尻をあげて立ち上がること、そしてその状態を維持することを指します。
つかまり立ちができる年齢
子供の発達を見る検査に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。
子供の発達を簡易的ではありますが全体的に見ることができる、専門機関でもよく使われている検査です。
これによるとつかまって立ち上がる動作は0歳10か月頃には可能と考えられています。
もちろん子供の発達には個人差がありますが、厚生労働省の調査によると11~12か月頃には90%以上の子供がつかまり立ちが可能になっていることもわかります。
このように、子供はおおむね1歳前にはつかまり立ちが可能になることがわかります。
つかまり立ちの前兆
つかまり立ちの前段階の発達としては以下のようなものがあります。
それぞれ90%の子ができる時期を考えると括弧内の時期が考えられます。
- 首がすわる(4~5か月)
- 寝返りができる(6~7か月)
- 腰がすわる(9~10か月)
- ハイハイ(9~10か月)
子供がつかまり立ちをできない場合は上記のような動作が獲得されているか確認すると有意義でしょう。
つかまり立ちのさせ方・促し方
子供はハイハイができはじめると自分で移動できるわけですから、知的好奇心でいろいろな場所に向かっていきます。
その過程で布団の山によじ登ったり、低いテーブルの上にある物を取ろうとしたり上下の空間への動き・興味も出てきます。
こういった過程の中で、何かにつかまってもっと高い視点を得ようとします。
子供のつかまり立ちを促したい場合は、ハイハイをする子供の目線よりちょっと高いところにその子の興味のある物を置いてみてもいいかもしれません。
歩く・走るは何歳から?
参考資料
『乳幼児身体発育調査:調査の結果』(厚生労働省)2021年11月13日検索
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧