三輪車に乗れるのは何歳から?
三輪車って何歳くらいから乗れるものなのでしょう?
たとえば0歳の赤ちゃんはどれだけ練習しても三輪車に乗ってペダルをこぐことが難しいのは想像に難くないですね。
では、それなりに練習したら三輪車に乗れるようになる、三輪車の適齢期はいつなのか?
当然個人差があるでしょうが、
三輪車はおおむね3歳くらいから乗ることができます。
以下、もう少し詳しく。
「三輪車に乗る」ための発達の背景
「三輪車に乗る」の定義
「三輪車に乗る」という行為をもう少しはっきりとさせていきましょう。
たとえば三輪車にまたがっているだけの状態も乗っているといえばそうですね。
しかし、多くの人が想像する「三輪車に乗る」という行為は、
「ペダルを自分で漕いで進み、必要に応じて自分でハンドルをきる」という状態なのではないでしょうか。
「三輪車に乗る」ということ
「三輪車に乗る」ということを、今回は「ペダルを自分で漕いで進み、必要に応じて自分でハンドルをきる」ということにしましょう。
つまり、脚と腕のバランスのとれた動きが必要になってくるわけです。
幼い子供は、たとえば「よそ見をしているうちに自分で持っていたコップのお茶がこぼれる」なんてことはよくありますね。
人間は成長する中で、自分の体の様々な部分を全体と連携して動かすことができます。
よそ見をしてもコップの中身をこぼさない。
鍵盤ハーモニカを片手で支え、もう一方で弾き、口で息を吹き込む。
ボールをドリブルしながら前に進む。
これらは全て体の動きの連携がとれているからできることです。
三輪車に乗るという行為も、体の連携がとれていないとできません。
ペダルを漕ぐという足の動作。
前方を見るという目のはこび。
必要に応じてハンドルをきる手の動き。
椅子から落ちないようにバランスをとる体幹。
などなど。
日常の多くの動作がそうであるように、
三輪車に乗るという行為もまた、体の様々な動きの連携の上に成り立ちます。
三輪車に乗れる年齢
そんな体の動きの連携が必要になってくる三輪車。
三輪車に乗るための運動機能が備わってくるのは何歳頃なのでしょう?
子供の発達を知る目安の1つに、津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。
上記によると、
三輪車に乗れるのはおよそ3歳頃とされています。
まとめ
以上のように、
三輪車は体の連携した動きが必要でありそういった身体機能が備わってくる3歳頃から乗ることができてくるでしょう。
ペダルを漕いだりハンドルをきる動作は後の自転車につながっていきますね。
また、近年は三輪車ではなくペダルのない自転車に乗っているお子さんも増えましたね。
ペダルのない自転車はペダルを漕ぐという動作はありませんが、そのぶんバランスをとるということの練習になります。
三輪車と同様に、ペダルのない自転車も後の自転車につながる遊びですね。