後ろに歩けるのはいつから?
子供が後ろ向きに歩行できるのは何歳頃かなのでしょうか。
当然ながら、前に歩くよりも後ろ向きに歩くことは(進行方向が見えないので)難しい動作と言えます。
個人差はありますが、子供が後ろ向きに歩行できるのは1歳後半頃からと考えられます。
解説
後ろ向きで歩くことができる時期
子供の発達を客観的に見る方法の1つとして、KIDS乳幼児発達スケールというものがあります。
子供の発達を言語や運動、生活やコミュニケーションなど分野ごとに幅広く見ることができる評価方法の1つです。
これによると、手すりなどにつかまらない状態で後ろ向きに歩く動作は1歳7か月頃の発達に位置付けられています。
その他の発達評価においても後ろ向きに歩く動作は1歳後半から2歳頃の発達と解釈されているものが比較的見られます。
定型発達において歩行は1歳頃から可能になると考えられますが、後ろ向きに歩く動作はその後1年かからず可能となることがわかります。
後ろ向き歩行と子供の発達
後ろ向きで歩くことやつま先歩きなど、子供が特異な歩行をした場合その子の発達を気にしてしまう親は少なくありません。
発達障害や感覚過敏といった概念が世間一般に認知されつつある昨今、特異な方向はそういった発達の特異さをしばしば想起させます。
しかしながら、先述のように後ろ向きで歩く動作は定型発達においてよく見られる経過の1つであることがわかります。
1歳から2歳くらいの時期に子供が自発的に後ろ向きで歩くような動作をすることは、自然な発達の経過として比較的よくあることと言えるでしょう。
もちろん、それが過剰であったり長期間であったりする場合は経過を見ていく必要があるかもしれません。
しかし一過性に子供が後ろ向きで少しくらい歩きたがることは、運動発達から見て自然な好奇心と言えるでしょう。
幼児期において「歩く」という行為は基本的な動作・運動の1つです。
バランスよく歩く、後ろ向きに歩く、リズムよく歩くなど、歩行のバリエーションを遊びの中で経験することは、子供の運動発達において良い刺激となるでしょう。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




