キックボードは何歳から?
キックボードの操作がある程度習得できるのは、5~6歳頃からと考えられます。
もちろん運動発達の状況や経験の有無などで個人差はあります。
一般的にただキックボードに乗り少しずつゆっくり地面を蹴るなら3~4歳頃からでも可能でしょう。
一方でハンドル操作や危険予測、ある程度のスピードを出しながらの自立した操作は5~6歳頃が妥当と考えられます。
解説
キックボードと運動発達
子供の発達を見る検査に、ポーテージ早期教育プログラムというものがあります。
子供の発達の目標を年齢別・段階別に見ることができる評価・訓練方法の1つです。
上記によるとキックボードの類について、片脚で地面を蹴りながら進む運動は5~6歳頃の運動発達と考えられています。
キックボードの動作
キックボードやスクーター、三輪車を蹴って進む場合いずれも身体全体のバランスが必要と言えます。
特に前後一輪ずつのキックボードなら、倒れないようなバランス感覚がより必要でしょう。
これに加えて必要に応じたハンドル操作や、状況に応じて停止する周囲を見る力も必要です。
キックボードをはじめ乗り物の操作は、身体の協応した動きが必要です。
そしてキックボードは一方の足を本体に乗せ、他方の足で地面を蹴って進むという三輪車・自転車とはまた違った進み方をします。
5~6歳頃は目を閉じても片脚立ちができるなど、体感のバランス感覚もいっそう上達してくる時期です。
(やってみるとわかりますが、目を開けた状態の片脚立ちと目を閉じた状態の片足立ちとでは難しさが違います)
このため、キックボードのような片脚でのバランスが必要な乗り物・遊具もより楽しめてくるでしょう。
キックボードは自転車など比べれば軽くて持ち運びがしやすく、また安価なので運動遊びとしては比較的取り入れやすいのではないかと思います。
自転車などと併行して、楽しみながらの運動の経験としてやってみるのも良いでしょう。